パルプ材と呼ばれる紙面を利用してティッシュが作られているので、パルプ材にアレルギー物質が含まれていれば、アレルギー反応を起こします。私は柑橘類の一部にアレルギーを持っているので、ティッシュを使うだけでアレルギーの蕁麻疹ができる事もあります。
そのためいつもとは違うティッシュを使う時には、パッケージのアレルギー物質の記載を確認してから購入しています。もし自分がどのようなアレルギーを持っているか分からない方は、身近にある物を肌に触れさせて確認する方法があります。
お子さんへの使用は命の危険もあるので、ティッシュでアレルギー反応を確認した場合は医師の診察を受けてください。その際には使用したティッシュを持っていくとアレルギー成分の分析をしてくれるので、身の回りから該当のアレルギー物質を除去できる参考になります。
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界面活性剤が使われているティッシュで発生するアレルギー
制作工程で使われている界面活性剤は石油系の物質が含まれているので、ティッシュでそれが使われているとアレルギー反応がでます。特に幼児の場合は微細な量でもティッシュに含まれているとアレルギー反応を発生させる可能性が非常に高いので、界面活性剤が使われていない物をお勧めします。
また撥水剤にも界面活性剤が含まれているので、浸水を防ぐ加工がティッシュのパッケージに含まれていると、二次的な接触でアレルギー反応を発生させます。そのためティッシュによるアレルギーを防ぐためにも、普段使っている洗剤や石鹸に含まれている界面活性剤と同じ物が使われている物が良いでしょう。
ティッシュに使われていてもアレルギーを発症させない成分
ティッシュが起こすアレルギーの中で最も多い原因は針葉樹ですが、その中でもケナフだけは発生事例が極めて少ないので幼児への使用にも最適です。アンモニアの吸着性が極めて高いので、赤ちゃんの臀部を拭く際にはケナフ性のパルプが使われているティッシュを強くお勧めします。
反対に他の針葉樹がティッシュに使われていると、アレルギー反応が呼吸器系に現れる傾向が強いので、命の危険性がある事を十分に留意してください。発症の可能性が分からない方は血液検査の結果から判断できるため、ティッシュが及ぼすアレルギーの影響を知りたい方は医師の診断を受けてみると良いでしょう。
イネ科植物がティッシュに含まれていると発生するアレルギー
春から夏にかけてくしゃみが収まらない方は、イネ科植物に対するアレルギーを持っている可能性があります。イネ科植物はティッシュにも含まれているので、アレルギーを持っている方は使用を避けてください。
さらに最も気を付けるべきなのは喘息を患っている方で、呼吸器系器官の障害が激しくなり、人によっては結膜炎も発症します。またこの症状を発症する方の多くに、ブタクサが使われているティッシュでアレルギー反応を起こす方もいるので、使用を控えるべきです。
イネ科植物は麦や米も含まれているため、普段の食生活からティッシュでアレルギーの発生の予知ができます。しかし経口摂取と接触とで発症の原因が違う人はこの限りではないので、病院でIgE抗体の陽性反応を確認してからティッシュを使用し、アレルギー反応を未然に防いでください。
まとめ
1.ティッシュで発生するアレルギーの中には命の危険性がある物も含まれているので、幼少期から病院で確認しておく事をお勧めします。
2.制作工程で界面活性剤やイネ科の植物が使われているティッシュは、アレルギー反応の発生確率が極めて高いので使用を控えてください。
3.針葉植物のケナフがティッシュに使われていれば、アレルギーの発生確率が低くなります。しかしケナフ以外の針葉植物は発症確率を上げてしまうので、使用は控えてください。