覆面調査とは、サイトに指定されたお店にお客さんとして行って、商品を買ったり、商品について質問をしたりして店員さんの対応をチェックするものです。調査員に興味がある人はいらっしゃっても、調査に行ってもし調査員だとばれたらどうしよう?という不安がある方は多いと思います。
10年以上覆面調査をやってきた私から言わせてもらうと・・・大丈夫です!自分でバラす(これは問題外ですね)、キョロキョロし続けるなど、よほど挙動不審な行動を起こさない限り、ばれない(声をかけられない)はずです。
覆面調査がばれるかも?と思う時
ずっと覆面調査を続けていると、調査を行って最短で1か月後に同じお店に行くことがあります。毎月のように調査の依頼があるのは、マクドナルドや携帯ショップですね。数か月ごとに調査があるのはガソリンスタンドでしょうか。
最初の2つ、マクドナルドと携帯ショップについては、行く時間や曜日が違えば、ほとんど同じ店員さんに会うことはありません。数ヶ月後に「あの店員さん、見たことある」と思うことはありますが、店員さんからしたら、お客さんの一人なので、おそらく覚えていないし、覚えていたとしても、調査員だとは気づくことは少ないでしょう。
マクドナルドでは普通に定番の商品を1セット購入して商品の提供時間を調査することがメインの調査となりますし、携帯ショップの場合は、機種変更をしたいという設定で話を聞くのですが、同じ店員さんと話をしたことはありません。同じキャリアのお店の中で異動しているのか、別のお店で見かけた店員さんを発見というビックリなことはありましたが(笑)
覆面調査の存在自体を知らない可能性もある
覆面調査という仕事はそこまでポピュラーなものじゃないと思います。私も周りの人に話しても「そんなのあるんだ?」という反応ばかりで「私もやってるよ!」という人に会ったことはありません。しかも、覆面調査の会社から直接電話があることがあるのですが、それがかなり遠方(片道車で1時間弱や高速を利用しなくてはいけない距離)のことがあるんです。
実際かかってきた電話で「(依頼したい)店舗の一番近くに住んでいるのが○○さん(私)しかいないので、お願いします」と言われたこともあります。そして、たとえ覆面調査という仕事の存在を知っていても実際に登録していたり、どんなお店の覆面調査があるかを知っている人はもっと少ないのではないでしょうか。そうなると、お店で働いている人が、「自分のお店に覆面調査員が来る」ということを知っている人は、ほぼいないと思って良いと思っています。
もちろん、店長などの地位の上の店員さんは知っている可能性は高いでしょう。でも、そこまで分かっていても、店に入った時点で「あの人は覆面調査員だ」と気付くことはほとんどないと思います。
覆面調査で一番ひやひやする時
調査の中にはトイレの清掃状況を調査しなければいけないガソリンスタンドの調査があります。飲食店のトイレは、店員さんに確認などしなくても利用できるのですが、ガソリンスタンドは車から降りて、サービスルームに入って、トイレへ行かなくてはいけません。
私はそんな時に不自然にならないよう、「トイレをお借りしていいですか?」と声をかけるのですが、ガソリンスタンドは定休日があることもあるので、いつ行ってもほとんど店員さんが変わらない上に『トイレを借りる』という少しイレギュラーな行為をしているので、覚えられているんじゃないか?と思うのです。それでも、気づかれているように感じたことはありませんが。
まとめ
10年以上覆面調査をやってきた私から言わせてもらえば、心配しなくてもいい、その一言です。何回か調査をしてみると、こちらも慣れてくるので、行ったことのないお店の調査でも落ち着いて調査に向かうことができます。
そうなると調査員だとばれることは、まずないでしょう。一般的には覆面調査員という存在は知られていないもの、と開き直っても良いと思います。
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