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皆さんはティッシュとティシューの違いを説明できますか?両社にどのような違いがあるのか疑問を感じる方もいるのでは無いでしょうか?ティッシュとティシューはどちらが正しいのか、またそれぞれの具体的な違いをみていきたいと思います。

私が両者の違いを理解するきっかけを掴んだのはトイレットティシューの存在で、これは海外で開発された物の後を追う形で1963年に販売された物です。この頃はティッシュとティシューの名前は、一般使用と高級路線の違いでのみ差別化していました。さらに今の様に二枚重ねになっている仕様も最近になって開発された物なので、ティッシュとティシューの呼び名は世代によって違うだけでその存在に大きな違いはありません。

しかし使われている素材を販売元各社で工夫しているので、それらと歴史を共に把握していく事がティッシュとティシューの違いを理解するきっかけにもなります。

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ティッシュとティシュー、2つの呼び方がある理由

当時アメリカでは第1次世界大戦中の影響もあり、それまで拭く用途で使われていた脱脂綿が供給不足になっていました。そこで開発された物がセルコットン技術で、使い捨てで紙面を使えるので清潔面でも大きく注目され、赤十字や米軍陸軍省でも積極的に採用されていました。

一方日本では生活用品として作られていたので、生産国の違いがティッシュとティシューの名前で別れた原因になっています。また日本で生産された物は汚れを綺麗に拭える物ではなかったので、品質の違いからティッシュとティシューを区別できます。

しかし1970年代に近づくと国際経済の競争が激しくなった影響で、日本のティッシュとアメリカのティッシュークオリティが僅差になります。特に日本製紙クレシア株式会社のクオリティは高く、敢えてティシュー名称で販売する戦略を取っています。

そしてネピアでは薄型のティッシュを販売し、デリケートな肌にも使用できるようにしています。さらに他社とコラボ商品を出している点も大きな特徴なので、この点も合わせてティッシュとティシューの違いが現れています。

ティッシュとティシューの違いに絡んでくるちりがみの存在

ティッシュとティシューは梱包されているパッケージにも違いがあります。例えばティッシュの場合は取り出し口にビニールがあるので、取り出し音が比較的に静かです。

これに改良を加えたのがちり紙で、ポケットティッシュの呼称でも親しまれています。手軽に持ち運べるためティッシュの普及率を一気に広げる要因にもなりました。

一方ティシューは取り出し口にビニールが無いので、取り出し音が大きい特徴があります。代表的な物だとスコッティが有名で、発売開始当初はビニールが付いていませんでした。
ですがスコッティはトイレ用ティシューをちり紙として販売していたので販売シェアの視点ではちり紙が優位になっていました。

またちり紙は内容量も400枚近くと多いので、汎用性が大きく向上されています。加えてそれを低価格で5個入りにして販売しているので、一時期シェアの多くを牛耳った実績があります。そのため内容量でティッシュとティシューの違いを区別している方も多く、その中でトイレや外出先で使用する物をちり紙と呼んでいる方がいます。

まとめ

1.高級品か一般品かの違いがあるだけで、ティッシュとティシューの名称に大きな差は存在しません。

2.ティッシュとティシューの違いは生産国による影響が大きく、海外では主に医療を含めた軍用途で使用され、日本国内で日用品として使用されていました。

3.梱包パッケージの改良を経てティッシュやティシューの名称が浸透しましたが、日本ではちり紙の名でも有名です。

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