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相棒は、20年以上続く刑事ドラマシリーズです。様々な経緯・思想・性格のキャラクターが登場し、視聴者を楽しませてくれます。

中でも今回は、名演技として有名で、相棒でも人気の高いキャラクターを演じていた俳優さんと、その役柄を解説していきたいと思います。

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瀬戸内米蔵役、津川雅彦さんの最後の出演

2018年8月4日に亡くなられた俳優の津川雅彦さんも、相棒でも衆議院議員役の瀬戸内米蔵役として、たびたび出演されていました。正義感や愛嬌があり、木村佳乃さん演じる片山雛子議員を可愛がる、とても存在感のある役柄でした。

瀬戸内はsession7で右京さんに国際支援物質を巡る不正がバレ、結果逮捕されてしまいます。しかし、その後も服役中や出所後にもドラマに出演するなど、視聴者・製作者側からも愛されたキャラクターでした。

そして、亡くなる半年前に放送されたセッション16の2話連続スペシャル「いわんや悪人をや」で、4年ぶりに登場されました。瀬戸内自身のキャラクターは変わらず健在でしたが、見慣れたファンは、以前より年をとったことや少し痩せたことに気付き、心配になったそうです。

スペシャルでは瀬戸内を演じきった津川さんでしたが、残念ながらこの300回記念スペシャルが最後の相棒の出演、ということになってしまいました。津川さんにピッタリのこの瀬戸内に、きっと視聴者も楽しんだことでしょう。

衣笠副総監役、大杉漣さん

昨年66歳で亡くなった大杉漣さんも、衣笠副総監役として相棒に出演していました。2016年に放送されたsession15の初回2時間スペシャルに初登場されて以降、度々出演されていました。

右京さんの3代目の相棒である甲斐亨の父で、警視庁ナンバー2だった石坂浩二さん演じる甲斐峰秋とは、警察組織内の力関係巡りけん制し合う間柄。権力に固執する性格で、過去に警視総監への道を閉ざした要因である甲斐峰明人と特命係への私怨を、仕事上使用できる権力を使い陰謀を巡らせ晴らそうとするような男と同時に、強い野心家の部分もあります。

妻帯者で娘もいますが、自宅に脅迫状が届いたり、家にいない父に対して娘が良く思っておらず、また家族のためとはいえ2度も事件をもみ消したことから、妻子2人共から不信感を抱かれ、過去以上にギクシャクした仲となってしまいました。

また、大杉さんの訃報を受け、代を杉本哲太さんが引き継ぐこととなりましたが、実年齢が14歳も年下なので非常に若く見えます。その為印象が以前より変わった所もありますが、杉本さんはなんとか大杉さんのイメージを崩さないように、と演技をされており、番組囚虜後には、そんな杉本さんの演技を絶賛する声が相次いでいました。

実力派脇役、志水正義さん演じる大木刑事

相棒には、主演の水谷さんたちを彩る名脇役の役者さんも、多数出演されています。第五課の巡査部長・大木刑事役の志水正義さんも、その中の1人でした。角田課長の部下で、小松刑事と共に、よく特命係の部屋を覗き込んでいました。

角田課長の指令を受け、特命係が関わっている事件の捜査を手伝ったり、逆に特命係に麻薬組織を抑えたりといった操作を手伝ってもらったりと、ギブアンドテイクの関係は、session17に至るまで、上手くいっていました。

志水さんは昨年7月、自身のフェイスブックでステージ4のすい臓がんで、肝臓に転移していることを報告する一方、例年通りsession17の撮影にも参加しているようでした。また、志水さんの訃報を受け、session17の第1話の本編終了後、相棒では過去映像と共にテロップを表示し、志水さんを追悼しました。

まとめ 

相棒に出演された俳優さんが演じていた役柄を、これまで紹介してきました。どれもこれぞ相棒!というくらいにキャラクターが濃く、よく考え込まれていることが分かります。今回紹介してきたことを、簡単に3つにまとめましょう。

①津川雅彦さん演じる瀬戸内米蔵は、正義感が強く愛嬌たっぷりな、津川さん自身を投影したようなキャラクター。

②衣笠副総監は大杉漣さんが演じられており、権力を使ったりする野心家ながら、家族を大事にする人。

③なくてはならない脇役、志水正義さん演じる大木刑事は、角田課長の部下であり、特命係を手伝ったり、逆に手伝ってもらったりしていた。

他にも相棒には、個性的で魅力的なキャラクターが多いです。しかも演じる人が大概上手いので、惹きこまれることもしばしば。この人が出てるのか、なんて発見もありますので、興味がある人は1度視聴するのをおすすめします。基本一話完結型なので、観やすいですよ。

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