女子にはお肌の悩みは付き物、といっていいくらい厄介なのが肌トラブルです。中でも「メイクしてから数時間後には顔がテカっている」、「テカリ防止のクリームを塗った筈なのにテカってる」といった顔のテカリに対する悩みも多いはず。
実はこの顔のテカリですが、女性だけでなく男性も悩んでいる、肌トラブルの代表的なものなのです。
今回はそんな顔のテカリの原因と其々の対策方法をご紹介していきます。
皮脂の分泌量は季節によって変わる!?
顔は他の身体の部位に比べて、断トツに皮脂腺が多く、それ故顔の表面に分泌される脂の量も多くなります。したがって皮脂量が多くなることがイコールとして、顔がテカる最大にして第1の原因といわれています。
特に顔でも皮脂の分泌量が多いのは額や鼻筋、顎などの所謂Yゾーンといわれ、1番先にメイクがテカリにより崩れることが多い部位です。
この皮脂の分泌量ですが、気付いている方もおられるかと思いますが、季節により変化します。気温が暖かく、汗ばむ季節になっていく春から夏にかけて皮脂の分泌量は多くなり、気温が低く、徐々に空気が乾燥していく秋から冬にかけては減少していきます。
暑くなり皮脂が増え、更には紫外線が気になる春と夏にテカリが酷くなる、という方にはスキンケアで肌に化粧水などで水分を与え、クリームや乳液といった油分でしっかり蓋をして、お肌に潤いを与えて乾燥させないようにすると、テカリを防止できるでしょう。
ホルモンバランスもテカリ防止には重要!
お肌にはホルモンバランスの乱れも、皮脂量として関係してきます。皮脂の分泌を活発にする男性ホルモンと、皮脂分泌を抑制する女性ホルモンのバランスが、生理や思春期などのストレスなどにより変化することで、結果的に皮脂量が変化し、顔がテカる要因となることがあります。
このホルモンバランスが原因のテカリも、自分に合うスキンケアやメイク道具を選ぶことで改善しますが、睡眠不足や食生活の乱れといった、自覚症状がある場合は出来るだけ早い時間に就寝したり、バランスよく食事することを心がけると顔のテカリも収まるかと思います。
人間関係や仕事、学校といったどうにでもできないストレスで、ホルモンバランスが乱れることについては、甘いものや食事のご褒美、読書や服飾のショッピングのような自分なりの息抜きを見つけて楽しむことにより、テカリとホルモンバランスの乱れが収まる場合もありますよ。
また、過度な飲酒や喫煙も巡り巡って皮脂の分泌量を増やして、顔のテカリや肌トラブルとして顔に出てくる時もあります。飲酒と喫煙は過ぎると肌トラブルだけでなく、身体にも関わってくるので、適切な量を心がけましょう。飲酒の場合は休肝日を設けることも視野に入れた方が良いかもしれませんね。
テカっているからこそ正しいスキンケアを!
顔がテカっていると、どうしても水分過多だと思いがちですが、実は乾燥しているインナードライ肌の場合が多いです。Tゾーンを中心に、一見テカテカツヤツヤしているから十分角質まで水分は足りている、と思いきや逆に肌の乾燥に反応して、皮脂が過剰に分泌されることがあります。
この肌の乾燥の原因としては、皮脂を落とす為に洗顔時にゴシゴシと強く擦ってしまっていることや、潤いが足りていると勘違いして、化粧水などのスキンケアによる水分を、肌に与えるのを疎かにしていること、脂とり紙で皮脂を根こそぎ取りすぎている、といったことが挙げられます。
洗顔時はゴシゴシと強く擦らず、ぬるま湯で優しく触れるように洗顔し、タオルで拭くときも擦らずに、優しく軽く肌に押し当てるようにしましょう。また、スキンケアも化粧水により十分にコットンパックした後、水分を逃さないようにクリームなどの油分で蓋をしましょう。
皮脂は天然の保湿クリームのような役割もしていますので、脂とり紙を押し付けて根こそぎ取らずに、どうしてもテカリが気になる部分にだけ軽く当てるようにしましょう。
まとめ
女性男性共に気になる肌トラブルの1つ、顔のテカリの原因と各対策法について語ってきました。テカリ防止策を簡単にここでまとめます。
①春夏に顔がテカる人は、その期間だけ念入りにスキンケアをすると言った対策をする。
②ホルモンバランスによる顔のテカリは、該当する食生活や生活習慣を見直したり息抜きをしてストレスを減らす。
③乾燥によるテカリは、スキンケアや洗顔、脂とり紙の使用に注意して潤い不足にならないようにする。
顔のテカリを改善するには、やはり普段行っているスキンケア、食生活・生活習慣の見直しが重要になってきます。見える形のトラブルとして現れるのは、肌からのSOSのようなものですので、それをしっかりと受け取って、ここで記した初歩的且つ具体的な処置を施して、綺麗な肌に戻してあげましょう。
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