2017年の日本高校ダンス部選手権大会で『バブリーダンス』を踊って準優勝した登美丘高校ダンス部キャプテン伊原六花さん、高校卒業後は女優として活動をはじめました。女優や歌手としても活躍中、現在放送中の朝ドラ「なつぞら」では主人公の友達・森田桃代(モモッチ)役を演じています。
いつまでも初々しい可愛さがある伊原六花さん、一体どんな人物なのでしょうか?
伊原六花さんの経歴
伊原六花さんは4歳からバレエを習って、中学生まで子供ミュージカルをやっていたといいます。小さい頃からミュージカル女優になることを夢としていました。そして2012年から3年間「ズボン船長」というミュージカルに出演していました。
高校生では、現代版組踊(芝居に近い舞踊)にも取り組み始め、登美丘高校ダンス部に所属します。振付師のakaneさんの独創的な発想もあり、あの一大ブームとなったバブリーダンスが出来上がります。
伊原六花さんはダンス部のキャプテンとなり、数々の大会で良い成績を修め、バブリーダンスで様々なメディアにも取り上げられました。2017年の日本レコード大賞で特別賞も受賞しましたよね。
バブリーダンスの時は、バブル時代メイクをしていたので、素顔が分かりにくかったですが、普通にかわいい女の子ですよね。でもあの大人数をまとめるキャプテンを務めあげたということは芯の通った努力家なのだと思います。
朝ドラではどんな役?
伊原六花さんは、「なつぞら」での森田桃代役を演じるのですが、この森田桃代さんの
モデルは保田道世さんです。あまり知らない方も多いと思いますが、保田さんは宮崎駿が『戦友』と呼び、高畑勲が『同士』と呼んだ、ジブリの色を作った伝説の色彩職人なのです。
保田さんは絵を描くのが得意でしたが、絵の仕事に就こうとも、ましてやアニメの世界のことに特に興味はありませんでした。でもたまたま見つけた求人でアニメ会社に就職、色彩を担当することになります。
そしてアニメの魅力にはまり、それを生涯の仕事とされた方です。
保田さんについては面白い話があります。ある時、高畑勲『火垂るの墓」と宮崎駿『となりのトトロ』の色彩を同時に担当することになりました。『火垂るの墓』をメインとし色彩設計をしていたものの、スケジュールが間に合わず、高畑勲さんは保田さんに無断で一部、色を塗らないモノクロのシーンに変更して上映を開始したそうです。
そのことに保田さんは激怒。高畑勲監督は保田さんに謝罪文を送りました。そして、上映開始後も保田さんは色を塗り続け、出来上がったシーンを差し替え、上映しながら『火垂るの墓』を完成させたそうです。
高畑勲監督と宮崎駿監督が絶大な信頼をおいていたのでしょうね。すごい才能を持った方なのだと思います。
登美丘高校ダンス部の現在
登美丘高校のダンス部、実は今世界に挑戦をしています。ワールドオブダンス世界大会という毎年アメリカで開催される世界最大規模のダンス大会です。
世界各国で行われている予選、その日本の全国大会で100点満点中96点という好成績を修め、世界大会への出場権を獲得しています。高校の3年間しか一緒に戦えない仲間と共に夢を掴んだ登美丘高校ダンス部、今月末に行われる世界大会の結果が楽しみです。
まとめ
伊原六花さん、今までにはない高校のダンス部で注目されて芸能人になるという経歴から今や注目の女優さんとなっています。連ドラ出演、朝ドラ出演、映画主演など活躍の場を広げていることが分かります。
そしてまた登美丘高校ダンス部も新しい挑戦を続けているようですね。伊原六花さんも登美丘高校ダンス部もお互い刺激しあって、それぞれがますます活躍していけるといいなぁと思います!!
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