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「ふぅ〜‼︎あと少しで読書感想文が完成するぞ‼︎
【終わり】の部分なんて本を読んだ感想を適当に書けばいいや〜」

なんて思っていませんか?せっかく一生懸命【初め】と【中】を書いてきたのに、【終わり】の部分を適当に終わらせようとするなんて…

もったいないですよ‼︎

読書感想文の【終わり】は、【初め】や【中】の内容を繰り返す部分でも、文字数を稼ぐ部分でもありません。あなたの感想文の締めくくりになる大切な部分なので、最後までしっかりと書かないといけません。

「そんなこと言われても何を書けばいいか分からないんだもん」

そんなあなたに、今回は読書感想文の終わり方のコツ・方法についてお話ししたいと思います。文例も載せているので、イメージをつかんで、感想文に活かしてみてください。

【終わり】できちんと締めくくることで、あなたの感想文はぐんとよくなるはずですよ‼︎

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読書感想文の【終わり】の役割とは?

コツを紹介する前に、【終わり】の役割について確認しましょう。【終わり】の部分は、読書感想文の「まとめ」になります。そのため、あなたが感じていること、考えていることが書かれていないといけません。

つまり感想文の中で、一番個性(オリジナリティ)があふれる部分になるのです。【終わり】を読むだけで、あなたの思いが伝わるような内容が書けるといいですね。

終わり方のコツ・方法

では、終わり方のコツ・方法を説明していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

①本を通して学んだこと

本を読んであなたが感じたことや考えたことは学びです。その本のテーマをとらえると書きやすくなりますよ。

例えば、「勇気」「友情」「幸せ」「自然」「命」など、テーマは本によって異なります。普段当たり前だと思っていることでも、読書を通して見え方が変わってくることはよくあることです。あなたの学びを素直に表現してみましょう。

・ ありさんたちの体は小さいけど、みんなで力を合わせれば、何でもできるんだね。
・ 僕はこの本を読んで、病気で苦しむ人たちに何ができるのか考えました。
・ 私はこの本を読んで、本当の友だちとはどうあるべきなのか気づきました。

②本を通して変化したこと

本を読む前と後で、あなたの気持ち、考え、行動で変化したことはありませんでしたか?変化があったということは、その本がそれだけ素晴らしく、影響を与えるものだったということです。

ぜひ、自分の変化を書いてみましょう。その本を読んだことがない人も、あなたにどんな変化があったのかを知ると、思わず読みたくなりますからね。

・ 〇〇のように、僕も苦手なピーマンにチャレンジすることができたよ。
・ この本を読み終わった時に、泣き虫の弱い自分はいなくなっていました。
・ 私は、この本を読んでクラスのみんなと卒業までの時間を楽しみたいと思えるようになりました。

③これから生かしたいこと

「この本を読んで人生が変わった」というエピソードを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。それだけ本にはパワーがあるということです。

本を読み終わった後に「感動した」「おもしろかった」という気持ちも素晴らしいですが、これからの生活や人生に生かしたいことがありませんでしたか?
もう一度振り返ってみるといいでしょう。

・今度雨がふったら、いきものたちのよろこぶ声が聞こえるかな。そのときは、いっしょに雨をたのしみたいな。
・いつもお姉ちゃんとケンカばかりしているけど、ケンカしたときはきちんと「ごめんね。」と言うようにしよう。
・周りの目を気にしていてはダメなんだ。自分のやりたいことをいつでも大切にできる私でありたい。

④登場人物に言いたいこと

本を読んでいると、いろいろな登場人物との出会いがあります。自分とは性格が正反対の登場人物もいれば、憧れや尊敬の気持ちをもてる登場人物もいることでしょう。

そんな彼らに、あなたが感じていること、考えていることを素直にぶつけることで、本への思いがより深くなります。本の世界に入って、自分がその場にいたら、彼らになんて言うだろう?と意識しながら読むといいでしょう。登場人物たちとの会話を楽しんでくださいね。

・ この本を読むといつもワクワクするよ。〇〇はこれからもわたしの大切な友だちだよ。
・ 僕も〇〇のようになれるかな?また心が負けそうになったら、〇〇に会いに行くね。
・ 私の将来の夢は宇宙飛行士だ。みんなには無理って言われるけど、〇〇だったらなんて言ってくれるかな。

⑤作者が伝えたいこと

世の中には本がたくさんありますが、その一つ一つには作者の思いが込められています。本を通して、作者が何を伝えたいのか考えてみるのもすごくおもしろいですよ。

不思議なことに、1回目と2回目で解釈が違ったり、読んだ時の自分の状態によって作品の見え方が変わってきたりすることがあります。作者が伝えたいことをどのように解釈するかは読む人の自由です。あなたの言葉で表現してみてください。

・ この本はどんな小さな生き物でも命をもっていて、大切にしないといけないんだと教えてくれました。
・ 作者は人生には失敗なんてなくて、すべては成功するための材料なんだと伝えたかったのだと思います。
・ この世から戦争がなくなるまでまだまだ時間がかかるが、私たちができることは何かを考えるきっかけになるように、筆者はこの本を書いたのでないだろうか。

まとめ

今回は読書感想文の終わり方のコツをいくつか紹介しました。自分が書きやすいものを選んで、取り入れてみましょう。

① 本を通して学んだこと
② 本を通して変化したこと
③ これから生かしたいこと
④ 登場人物に言いたいこと
⑤ 作者が伝えたいこと

【終わり】はあなたが伝えたいことを素直に書くことが大切です。心の声をしっかりと聞いてみましょう。

もし伝えたいことが出てこなかったら、もう一度読み直してみるといいですよ。ぜひ、オリジナリティあふれる締め方にしてみてくださいね。

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