ネクロノミコンと呪文を用いて外世界からの者を招喚をするには、限られた発動タイミングに決まった術式と手の結印による現界との障壁破壊が必要になります。ただしこの工程は基礎的な魔法使いの呼吸法や作法を理解した上の呪文発動になるので、魔導士の基礎知識が無い方の発動を推奨していません。
私も最初を本を購入して魔法使いの呼吸法から勉強しましたが、魔導士による基礎知識は覚える事も多く、呪文や術式が複雑なのでネクロノミコンの意味を理解するまでに非常に時間が掛かりました。
しかし魔導書を一冊読めるようになれば、他の魔導書の内容もある程度理解できるので、勉強を強くお勧めします。
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ネクロノミコンを用いた呪文の発動タイミング
究極の儀式を行うにはネクロノミコンに記された、聖燭節かべルテイン祭、聖十字架祭か万聖節前夜祭の時にアザトースを招喚する必要があります。ただし時期が合致しても太陽の位置が白羊宮か獅子宮か人馬宮のどれかにあり、月がそれらの光を吸収する形で火星と土星が合わさる事が条件です。
しかし強力な呪文を発動したい時には万聖節前夜祭の夜がちょうど新月になる時期を選ぶ事をお勧めします。
尚ネクロノミコンに記された複数の呪文を発動するには、太陽の位置が天蠍宮の位置に重なるような位置で、水星が三分一対座にある時にハスターを招喚します。
べルテイン祭の時にも設置した篝火が丘で燃え、太陽が第二の宮にあるとシュブ＝二グラスが招喚ができるので、儀式を繰り返してください。
ネクロノミコンの呪文を用いて招喚した者が現界との境を通過するには
四方位にし対してそれぞれ別の力を持った石を配置すると、ネクロノミコンには記されているため、北には冷気の石を配置し南には灼熱の石を配置、さらに東と西にはそれぞれ水と突風の石を配置します。
しかしそれぞれの石には北から順に牡牛の記号、獅子の記号、水をはらむものの記号、蠍の文字を刻む必要があります。
そしてこの4つの石の外側に7つの石を配置して、呪文の力の焦点を調整してください。
最後に冷気の石のさらに北側に土星の石を三歩感覚で三つ配置し、そこから左回りに同じ感覚で木星と水星と火星と金星と太陽と月の石にそれぞれの記号を記載し、配置します。
この領域の中央にヨグ＝ソトースの象徴を配置し、アザトースやハスター等呼び出したい大いなる者の名前を記してください。
ネクロノミコンのスカウバの燻香を調合して呪文の下準備をする方法
前項で記されたそれぞれの石の前では、特定の呪文を用いる事でスカウバの燻香が作れます。方法は水星の日の水星の刻限に対して月の光が増した時、没薬と霊猫香と蘚合香とよもぎと阿魏と楓子香と麝香を適量石臼等で混ぜ合わせ、それを緑色のガラス容器に入れます。
それを火星と土星の文字が刻まれた場所で真鍮の栓を使い密閉し、声高く以下の呪文を唱えてください。
北を向き、ズイムウルソウェト ノイム ザウェホオ
東を向き、クェハイ アバウォ ノクェトナイイ
南を向き、オアサイ ウラムテフォトソン
西を向き、ズイオロナイフウェト ムゲルトル ムゲルトル イズクセ
これを一週間毎夜1時間行い、容器を月の光にさらす必要があり夜明けから日没までは容器を覆って置かなくてはなりません。
シュブニグラスの招喚に使うネクロノミコンに記された呪文
イア、シュブ＝二グラス
大いなる杜の黒山羊よ、
我は汝を招喚する者なり。←ここで跪く
汝の僕の叫びに応えたまえ、
力のある言葉を知るものよ。←ヴーアの印を結ぶタイミング
眠りから目覚め、千匹の仔を率いてあらわれたまえ。←キシュの印を結ぶタイミング
我は印を結び、言葉を発して、扉を開ける者なり。
あらわれたまえ、我は鍵をまわしたり、
再び地上を歩みたまえ。
呪文が終わると同時に先ほど作成したスカウバの燻香を門に向かって投げ、ブラエスの記号を記して力ある言葉を述べると招喚できます。
まとめ
1.魔法使いと魔導士の基礎を学んでいないとネクロノミコンを始めとした魔導書の理解は難しいです。
2.スカウバの燻香や石の門の設置、そしてそれらを準備する時間を呪文の発動タイミングに合わせてください。
3.呪文は以下の通りです。
イア、シュブ＝二グラス
大いなる杜の黒山羊よ、
我は汝を招喚する者なり。
汝の僕の叫びに応えたまえ、
力のある言葉を知るものよ。
眠りから目覚め、千匹の仔を率いてあらわれたまえ。
我は印を結び、言葉を発して、扉を開ける者なり。
あらわれたまえ、我は鍵をまわしたり、
再び地上を歩みたまえ。
