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みなさん、読書感想文は得意ですかー?

私は小学生のころ、本が好きでよく図書室で本を借りて読んでいました。また、文章を書くのも嫌いではないので、宿題で出された日記はササッと書いてしまう、そんな男の子でした。

そんな私ですが、唯一苦手な宿題があったのです。それが、読書感想文です。

「自由に書いていいって言われても、何を書けばいいんだろう」
「えーい、とりあえず、適当に書こう‼︎」

こんな勢い任せで毎回書いていました。仕上がったものを見直しても、あまり満足しません。読んでいて楽しくないんです。

特に書き出しがつまらなくて、全くワクワクしないんです。一方で、読んでいておもしろい読書感想文は、最初の一文を読んだだけですぐに引き込まれてしまうんです。

私はそこで気づきました。

書き出しはすごーく大事なんだと。

そこで、今回はどのようにしたら読書感想文の出だしがスムーズに書けるのかについて紹介していきます。昔の私のように、読書感想文の書き出しが苦手だ、何を書けばいいんだろうと悩んでいる人にの参考になれば嬉しいです。

書き出しを制する者は読書感想文を制するのです。では、早速いってみましょー‼︎

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読書感想文の書き出し5パターン

まず、書き出し例を紹介する前に、そもそも読書感想文ではどんな書き出しがいいのでしょうか?

物語文では、いつ・どこで・誰が・何をしているといった、物語の設定がわかる書き出しがいいですよね。

「むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。」
どこかで聞いたことありませんか?

そうです、「桃太郎」です。物語の設定がわかるので、読む人も安心しますね。

説明文では、書き出しの部分で何について説明するのかを書きます。「すがたを変える大豆」という説明文はご存知ですか?大豆が加工されて、いろんなものに姿を変えていることについて述べたものです。

この説明文で、「豆腐は大豆からできています。」なんて始めたら、読者はびっくりしてしまいますよね。そこで書き出し部分では、「大豆は多くのものに姿を変えています。」と伝えることがふさわしいのです。

では、読書感想文ではどんな内容がいいのでしょうか?

それは、「相手に興味をもたせる内容であれば何でもいい」です。少し極端な考えかもしれませんが、読書感想文には決まりはないのです。

書き出しを読んだ人が、「この感想文の続きが読みたい‼︎」となれば、
オッケーです。あまり悩む必要はないですよ。リラックスしましょう‼︎

というわけで、どんな書き出しだったらおもしろいかな?という視点で読んでみてくださいね〜。

書き出しパターン①本との出会い

これはよくある王道パターンですね。あなたがその本を読もうと思ったきっかけは何ですか?
先生に紹介された、本屋さんでおすすめされていた、タイトルが気になったなどきっかけは人それぞれですよね。

あなたと本との出会いを思い出してみてください。その時、どんな気持ちだったのか、どうして読もうと思ったのかも書いてみましょう。

【例】
・この本はお母さんが私の誕生日にプレゼントしてくれたものです。
・この本を図書館で見つけた時に、「情熱」という文字が目に入ってきて、思わず手にとっていました。
・この本を読もうとしたきっかけは、本屋さんで店員さんがおすすめしてくれて、初めて読んでみたいと思いました。

書き出しパターン②印象に残ったセリフ・言葉

本を読んであなたの印象に残っているセリフや言葉はありませんでしたか?
それはなぜですか?思い出してみましょう。

印象に残っている場面はあなたの心が動いた瞬間なのです。もし、そんなセリフや言葉なんてなかったという人は、もう一度読み返してみましょう。

その時に、登場人物のセリフに注意しながら読むことで、1回目では気づかなかった素敵なセリフを発見することはよくあります。すると、さらにその本を読むのが好きになるはずですよ‼︎

・ 「ぼくは、パンケーキがだいすきなのです。」
ぼくもネートとおなじくらいパンケーキがだいすきなのです。
・ 「泣いてもいいのは、悲しくて仕方ない時と嬉しくて仕方ない時だ。」
僕が次に泣く時は、嬉しくて仕方ない時にしようと決心しました。
・ 「幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだね。」
私は悩んだときこそ、積極的に行動できる自分でありたいとこの本を読んで強く思いました。

書き出しパターン③投げかけ(疑問)

みなさんに質問です。

今までの読書経験を振り返って、毎回すっきりとした気持ちで本を読み終わっていますか?

私は、「どうして主人公は〜しなかったんだろう?」「筆者が伝えたい事は何だったんだろう?」と、疑問に思うことがよくあります。

そして、その疑問に自分なりの答えを出すようにしています。みなさんも自分の疑問をそのまま読書感想文に入れると、ぐんとオリジナリティーが出ますよ。

読書のおもしろいところは、同じ文章を読んでも、感じていることや考えていることが人によってバラバラなところです。自信をもって自分の気持ちを表現していきましょう。

・ 雲の上って一体どんな世界が広がっているんだろう?
・ 世界中のみんなを笑顔にするためにはどうしたらいいのかなあ?
・ 家族って何だろう?私はこの本を読んで、生まれて初めて真剣に考えた。

書き出しパターン④結論(自分の考え)

本を読んであなたが感じたこと、考えたこと、学んだことを出だしから書くこともおすすめです。

なぜかというと、あなたがなぜそんな気持ちになったのか、本文と関連付けながら読むことができ、読者にとってわかりやすいからです。

この時に、感動しました、勇気がでました、悲しくなりましたなどのシンプルな表現はNGです。例文のように、少し大げさで、印象に残る表現を使うようにしましょう。

・ 僕はこの本を初めて読んだときに、おじいちゃんのことを思い出して、涙が止まりませんでした。
・ 「ありがとう」という言葉は、みんなを幸せにする無限の力をもっています。
・僕たち若者に必要なことは「自覚」をもつことだ。

書き出しパターン⑤自分の変化

本を読んで、あなたの気持ちや考えに変化はありませんでしたか?そして、何事にもやる気が出てきた、人に感謝の気持ちが伝えられるようになったなど、行動が変化しているのであれば、それはすごいことです。

それだけ、あなたが読んだ本が素晴らしいものだったのでしょう。そんなあなたの実体験は、他の人たちも思わず知りたくなります。出だしに書くことによって、読む人は一気に引きつけられるでしょうね。

・ 勉強が大嫌いだった僕の目にふと止まったのがこの本です。
・ この本は、給食嫌いだった私に給食が大好きになるきっかけをくれました。
・ この本を読んでから、なんでもすぐに諦めていた僕はいつの間にかいなくなっていた。

まとめ

今回、読書感想文の書き出し5パターンについて紹介しました。

①本との出会い
②印象に残ったセリフ・言葉
③投げかけ(疑問)
④結論(自分の考え)
⑤自分の変化

読書感想文は自由に書けるところが難しくもあり、よさでもあります。
どんなことを書いても間違えはないので、あなたが書きたいことを自由に書きましょう。

そしてあなたが読んだ本の魅力を読書感想文にのせて、たくさんの人に伝えてほしいと思います。

ぜひ、素敵な書き出しを書いてくださいね‼︎

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