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「いちま~い、にま~い、さんま~い・・・」と井戸の中から女性の声がする・・・そんな怪談を聞いたことがありますか?お菊さんと言われる、有名な怪談話の一つです。

そして、実はこの井戸、姫路城の城内に今でも残っていることをご存知でしょうか?さすがに声は聞こえたことはありませんが(夜中に行ってないからかも?)まだあまり知らない方にお話ししてみようかと思います。

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姫路城とは

兵庫県姫路市にある姫路城は国宝、重要文化財に指定されいるお城で世界遺産にも認定されています。白いお城であることから別名白鷺(しらさぎ)城とも呼ばれています。

第二次世界大戦中に戦火を逃れたり、築城してから一度も大規模な戦火にさらされることがなかったことから、「不戦の城」と呼ばれたり、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が居城していたことから「出世城」と呼ばれることもあります。

私は姫路市民だったことから、小学生時代にはよく1日バス旅行などで姫路城に行っていました。姫路城の天守閣まで登るには場所も広く、階段で登らないといけないので、毎回とても疲れて、歴史を学ぶどころではなかった覚えがあります。

大人になってから、階段で登るのは姫路城ぐらいだということを知って驚いたのも、この経験からですね(笑)他のお城にも行ったことがありますが、エスカレーターやエレベーターがあると、逆に楽をしすぎている気もしてしまいます。

お菊さんの怖い話とは?

話は1500年頃のことです。当時の城主小寺則職と、お城を乗っ取ろうとした青山鉄山という家臣がいました。青山の乗っ取りの策略に気付いた小寺の忠臣が、お菊に青山の策を探らせ、そのお菊のおかげで乗っ取りは失敗に終わります。

お菊が密告していたことに気付いた青山の家来はお菊に自分のものになるように言いましたが、それをお菊は拒みました。

その結果、密告したことをバラされ、青山は10枚そろわないと意味がないお皿の1枚を隠し、お皿が1枚紛失したということでお菊を責めたて、最後には殺してしまい、井戸に投げてしまいます。その夜から、井戸の中から夜な夜なお菊がお皿を数えている声がするというものです。

姫路城のお菊さんの井戸はどこへ行けば見られる?

姫路城内に入り「りの門」を超えると広場があり、その中にお菊井戸はあります。それほど大げさに看板がある訳ではないので、知らない人は通り過ぎてしまう程度かもしれません。

実はこのお菊井戸には横穴があり、何かあった時の抜け道になっているのではないかと言われていました。昔テレビ番組で調べたところ、結局水抜きのための横穴で、行き止まりになっていたそうです。でも昔のお城なので、抜け道じゃなくても一時避難できる場所はあるかもしれませんね。

姫路城が残った理由

先ほど「不戦の城」と呼ばれているということをお話しましたが、第二次世界大戦中、姫路市には大きな空襲がありました。そんな中で姫路城だけは爆撃をされずに残ったままでした。それは、姫路城があまりにきれいだったため空襲されなかったという噂が広がりました。

でもそれは事実とは違うようです。というのも、アメリカ軍隊が聞いていた指令は「建物などは破壊し、海、湖などは爆撃しない」というものだったのです。姫路城の周りにはお堀があり、水で囲まれています。当時のレーダーではそれが湖のようなものだと認識され、爆撃を逃れたというのが事実だそうです。

まとめ 

一時、「リング」という映画がはやった時、あの貞子の有名なシーンを見ながら私はこのお菊さんの話を思い出していました。映画の中の井戸が、姫路城の井戸と重なったのです。お菊さんの怪談に出てくる曰く付きの井戸を知っていたので、それとリンクして、怖さ倍増でした。

姫路城に興味のある方はもちろん、怪談好きな人、また貞子のイメージを膨らませたい方は一度行ってみてはいかがでしょうか?

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