スポンサーリンク

DMMとニトロプラスがタッグを組み開発したゲーム、刀剣乱舞。そこで登場するキャラクター、刀剣男士は、刀が擬人化して、見目麗しい男性の姿になっています。

刀剣男士が刀剣だった頃の主は、主に武士や大名など、権力と地位を持った人たちです。そんな人々が使っていた家紋と同じように、刀剣男士にも其々家紋のような紋が定められています。

今回は、その家紋と刀剣男士との関係や、誰がどんな家紋を使っているのか、ご紹介していきます。

スポンサーリンク

家紋と刀剣の持ち主、武士との関係について

まず初めに一般的な家紋とは、日本で古くから出自などの家系、家柄やどの地位に当たるか、といった情報、権威を他に表わすために用いられてきたこの国独自の制度です。要するに、俺はこんな家紋を使ってる偉い人なんだぞ!と自慢するような代物だった、ということですね。

そんな家紋ですが、やはり武士が扱う武具や刀、甲冑に、好んで使用されることが多かったようです。家紋=武士が使うもの、というイメージが根付いているのも頷けますね。主に藤原氏が使う下り藤とか、そんな時の権力者が使うものとしても、家紋は有名ですよね。

家紋がどのような人物に使われていたか分かったところで、次から刀剣乱舞での刀剣男士と家紋について解説していきます。

略歴がそのまま描かれた!?刀剣乱舞内の刀剣男士と家紋

刀剣男士一振り一振りにも、其々家紋が設定されています。ニトロプラス曰く、この紋は既存の家紋やイメージなどを参考にしつつ、独自の解釈や判断、発想を用いて作成された、架空の家紋だそうです。既存の家紋そのまま使っていたら問題ですもんね。多方面に対して謝る羽目になりそう。

この家紋は、刀剣男士本来の持ち主がモチーフとなっていたり、その名前や略歴がイメージされて作成された家紋があります。

脇差、にっかり青江の家紋は、女の幽霊を斬ったという由来から、髪の長い着物着た女がそのまま紋になっています。加えて、同じように真っ二つになった石灯篭も下に装飾されています。

それに、太刀の鶴丸国永の家紋は、名前の通りの鶴ですし、坂本龍馬の佩刀だった陸奥守吉行は、龍馬の海援隊を思わせるような碇を使用したデザインです。加えて太刀の鶯丸は、「梅に鶯」を由来にしたのか、そのまま梅と鶯が描かれています。

他にも酒好きの大太刀、次郎太刀の家紋には杯と酒瓶が描かれていて、兄の太朗太刀には、神社に縁が深いからか、鳥居が描かれています。杯とは粋で、次郎太刀らしい華やかさがあります。

前の持ち主との関係が描かれている、刀剣男士の家紋!

家紋でも、前の主が一緒のような、近しい刀同士で対をなしていたり、殆んど同じものが描かれている場合もあります。粟田口の短刀、前田藤四郎と平野藤四郎は、同じ藤の花と、「前」と「平」という一字が、幼い字で書かれています。可愛らしい男の子の字ですね。

源氏が前の主の髭切と膝丸の兄弟刀は、源氏が用いていた弥生の家紋に、陰陽五行を表わすモチーフが加えられているようなデザインです。同じ左文字派の三振り、江雪左文字、宗三左文字、小夜左文字の家紋には、其々「左」の文字があります。

沖田総司が所持していた、加州清光と大和守安定は、沖田総司の紋、「丸に木瓜」に、それぞれの装飾を施した家紋になっています。また、上杉謙信が前の主の、謙信景光と小豆長光は、謙信公の家紋、竹に飛び雀のオマージュに、刀と名前の由来の小豆が、其々描かれています。

まとめ 

日本での家紋がどのようなものだったか、そして、刀剣男士の家紋は何が描かれ、何を意味しているのか、ご説明してきた今回、如何だったでしょうか?では、ここで簡単に家紋について語ってきたことをまとめてみます。

①家紋は、武士や権力のある者が用いた、権威を表わすためのものだった。

②刀剣男士に用いられている家紋は、架空のものだが、其々のイメージを、忠実に再現して作成されている。

③家紋は、前の主や近しい刀と同じようなデザインを用いている刀剣男士も、数振りいる。

ここで紹介した刀剣男士の家紋は、ほんの一部です。実際見てみると、この刀がこんな家紋だったのかとか、主がこの人だったからこの家紋を使ったんだな、というようなことがわかることもあります。

其々の家紋に込められた、1つ1つの細かな設定を知ると、より深く刀剣乱舞の世界に浸れること、間違いなしでしょう。

<こんな記事も読まれています>

スポンサーリンク
おすすめの記事