「香りで認知症を予防する!」ということで一躍有名になったアロマテラピー。しかし、まだまだ認知度は低く、アロマで風邪の予防もできるということをお話しすると、驚かれる方が多くいらっしゃいます。
長くアロマを続けている私は、薬にも病院にも頼ることなく、もう何年も風邪を引かずに過ごしていますよ。今回はアロマでできる風邪予防と引いてしまったときのケアの仕方を紹介します。
アロマで風邪予防しよう!
風邪を引くと辛いですよね。咳が出たり頭が痛くなったりして、仕事に集中できなくなります。早く家に帰りたい!しんどい!ってそんなことばかり考えたり。こうなる前にアロマでしっかり予防しましょう。
まず風邪が流行りはじめたなと思ったら、アロマうがいからはじめましょう。うがいをするときに精油を一滴水に垂らすだけ。とっても簡単ですよね。がらがら~っといつも通りうがいをしてください。
ウォッカなどの度数の高いアルコールをお持ちなら、あらかじめ精油を混ぜてうがい液を作っておいてもいいでしょう。そうすれば精油が水に浮くことなく、均一に混ざります。また精油を数種類ブレンドすることも可能です。
ただ、なければないで大丈夫。その場で精油を垂らしてうがい水を作ってくださいね。うがいにおすすめの精油は、タイムやティーツリー。抗ウイルス作用のある精油です。
風邪の流行る時期なるべく早めに、普段の芳香浴を風邪予防アロマに切り替えましょう。おすすめの精油は、ユーカリです。空気を清浄化してくれます。ただユーカリだけにがんじがらめにならないよう、他の精油をブレンドして香りを楽しみながら風邪予防しましょう。
風邪の引きはじめにはアロマバス
風邪を引いてしまったかも?と感じたり、なんだか寒気がするときってありますよね。そんな夜は必ずアロマバスに入ってから眠るようにしましょう!
おうちにある塩をひとつかみほど用意してください。精油を3滴垂らし、お風呂に入れます。精油は時間とともに揮発するので、風邪気味の方を一番風呂にしてくださいね。
入浴中はゆっくりとお風呂の蒸気を吸い込んでください。風邪予防には加温と加湿が大切です。お風呂で十分に身体を温め、蒸気で免疫機能が働くよう体内に湿度を与えてあげます。
おすすめの精油は、ラベンダーやレモンです。自己治癒力を高める作用のある精油です。
風邪の症状が重いときは
風邪の症状が重いようなら、芳香浴の精油をいったん切り替えましょう。身体が辛いときに作用の強い精油ばかり炊くと、精神的に辛くなっちゃいますから。自分の落ち着ける香りがあればそちらを選んでください。
カモミール・ローマンとオレンジ(マンダリンやタンジェリンもおすすめ)の優しい香りのブレンドも芳香浴におすすめです。安眠を誘うような香りにしましょう。
もし風邪で咳がひどいときは、キャリアオイルと精油でマッサージオイルを作り、のどや胸、できれば背中周りも優しくなでていきます。
キャリアオイルがおうちにない場合は、手持ちのクリームで代用します。おすすめの精油は去痰作用のあるユーカリですが、つんとくる香りにむせこみそうなら、ユーカリでなくラベンダーやティーツリーを使ってください。
風邪の一番ひどい時期が過ぎて症状が落ち着いてきたら、芳香浴の種類をまた切り替えましょう。自己治癒力を高めるラベンダー・レモンをメインに香りのブレンドを作ります。
風邪対策にはユーカリ・ティーツリー・タイムが大変便利です。それに加えてラベンダーやレモン、オレンジなどの優しい柑橘の精油があると、風邪の症状が重くなったときの気持ちのサポートに働きかけてくれます。
まとめ
・アロマで風邪予防しよう!
・風邪の引きはじめにはアロマバス
・風邪の症状が重いときは
を紹介しました。
風邪を引いてしまってからでは、身体が重くて風邪のケアが思うようにできません。
普段の元気なうちに、風邪を引いてしまったときのことを考えて、準備しておきましょう。