緊急取調室THIRD SEASONの第2話は、SKEの松井珠理奈が出演しました。女流棋士役での登場です。松井珠理奈が演じるのは、これまでの歴史を塗り替えるほどの実力を持つ若手の棋士。
そんな彼女が今まで女流棋士を引っ張ってきた先輩とタイトルをかけて対決しているところからドラマは始まりました。
緊急取調室第2話のあらすじ
松井珠理奈演じる橘日名子と紺野まひるが演じる宗形あずさがタイトルをかけて将棋の女流棋戦をしている時に事件は起こります。
今シーズンからメンバーに加わった(塚地)と(故大杉漣)は将棋仲間だったこともあり、キントリのメンバーはその対戦を見ていました。そんな多くの人が見守る中で殺人事件は起こり、その対戦はその場で取りやめとなってしまいます。
亡くなったのは対局のスポンサーであり、対局の解説を担当していた大庭広夢(合田雅吏)でした。大庭は解説の途中で体調を崩して退席、その時に飲んだ水筒のお茶に毒キノコの粉末が混入していたことが死因となりました。
前日の夜に会っていたという橘日名子と大庭広夢、また対局中に触っていた蘭の花から毒キノコの粉末が発見されたことで、橘日名子に容疑がかかります。否定する橘日名子。でも、話が出来すぎていることに疑惑を抱くキントリのメンバー達。
橘日名子だけでなく宗形あずさにも、何かを隠しているような怪しい点があり、でも決定的な証拠はない状態でした。2人とも女流棋士なので、頭の回転も早く、先の手を読みます。キントリはそんな中、2人同時に取り調べをするという異例の方法をとります。(お互いの姿を偶然を装って確認させるという上手な手も使っていました)
この殺人、実は2人はそれぞれ社長に対戦を邪魔されないように、体調を崩させようとしていただけだったのです。宗形あずさは下痢薬を、橘日名子は毒キノコの粉末を。毒キノコとは言え、それだけでは死ぬほどのものではなかったのに、下痢薬と毒キノコの成分が合わさってしまったことで、大庭広夢は死んでしまいます。
2人のスポンサーへの思い
なぜ、2人は薬を飲ませたのでしょうか?それには将棋に対する熱い想いが関係していました。
殺された大庭は宗形あずさに対して、対局に負けるように言っていました。家族の事情で借金がある弱みに付けこみ、また橘日名子が勝負に勝ちプロ棋士への道を進むことが将棋界が盛り上がるからと・・・。
そして同時に、橘日名子に対しては、(宗形あずさがわざと負けるから)対局に勝てる、そしてその会見の場で泣くように(その方が盛り上がるから、と)指示していました。
お互いがお互いの実力を尊敬し、真剣勝負を願っていたからこそ、彼女たちは邪魔をされたくなかった、お互い殺すための薬ではなく、実力で戦いたいと願ったからこその薬が二人の薬の相乗効果で死という結果に結びついてしまいました。
これまでの女流棋士の活躍
女流棋士の先駆けと言えば、林葉直子さんでしょうか。少女小説を書いていたり、タレント活動をしていたり、ヘアヌードの写真集を出したりと将棋以外の話題に事欠かない人だったと思います(笑)
最近では竹俣紅さんが有名ですね!タレント活動をしながら、女流棋士として頑張っておられましたが、将棋連盟から退会し、プロ棋士としての資格を失いました。
以前、竹俣さんがお話されているのを聞きましたが、将棋界での女流棋士の地位はかなり低いもので、制度も賞金も男性界とは全く違うとのこと。若くしての将棋連盟退会という決断の裏には色んな葛藤があったんでしょうね…。
まとめ
今回の緊急取調室は、殺人を犯してしまう2人ともが殺人をするつもりがなく、また将棋の対戦をしっかり行いたいという気持ちから起こった残念な事件でした。世間の認知度も低い女流棋士界、ドラマを通してもっと盛り上がるといいなと思います!
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