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刀剣乱舞は、実在する見目麗しい人型をした刀を集め、育成するというもので人気の、女性向けゲームです。その人気はゲーム内の刀剣男士だけに留まらず、現実世界での刀そのものにまで、人気に火が付く事態となりました。

そのような刀を愛でる女性を「刀剣女子」と呼び、刀剣女子の存在は、日本刀業界に新たなる風と多大な経済効果、そしてそれまでの業界を一変させるような伝説を次々と引き起こしました。

今回は、そんな刀剣女子たちが生み出した経済効果の実態と、伝説について語っていきたいと思います。

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刀剣乱舞の、驚きの経済効果とは!?

この4年間で、どれだけの経済効果が刀剣乱舞から出たのか、それが分かる博報堂による調査結果のデータががテレビで放送され、ファンの間で一時期話題になりました。

曰く、2018年の関連商品・サービスの売り上げを表わす「支出喚起力」のランキングには、1位のアイドルグループ、「嵐」の328億円から始まり、そうそうたるコンテンツが映し出される中、5位に刀剣乱舞の文字がありました。

その額、150億円とのこと。日本経済が刀剣乱舞で回っていることになります。凄いぞ刀剣乱舞、でも一位の嵐の328億の半分とすると、なんだか残念に思えてくるのは何ででしょう…。

この5位の150億という数字の中には、刀剣乱舞とコラボしている美術館とか、地方の博物館までの遠征費、メディアミックスした舞台の物販代も入ってるんでしょうか。とすると、何億もの人が、刀を見に地方まで行ったことになりますよね、刀への執念、凄いですね…。

経済効果の中に入っているか分かりませんが、サービス開始当初の刀剣乱舞の人気は凄まじく、サーバーを幾つか追加しても、たったの15時間程度で満員になり、結果として未使用のアカウントが、オークションで5000円から1,8000円という高値で売り出されるという、ちょっとした騒動にまで発展しました。

蛍丸復元プロジェクトで打ち立てた、伝説的数字!?

日本刀業界に様々な伝説と、多額の経済効果を出した刀剣乱舞、もとい刀剣女子たち。彼女たちの凄さを象徴する伝説の1つに大太刀、蛍丸の復元ファンディングがあります。

ゲーム内でも活躍する、大太刀・蛍丸ですが、実際の刀剣は戦後のGHQによる刀狩りに差し出されたあと行方不明となり(諸説あり)、現在では姿を伺うことができませんでした。しかし2015年、蛍丸の復元のため、刀工の福留房幸さんと興梠房興さんが、ネット上でクラウドファンディングを開始します。

支援金額により、プロジェクト記念のTシャツや記念DVD、奉納鍛錬参加権などの報酬を受けられるシステムだったのですが、募集開始から僅か5時間で、目標金額の550万円を達成しちゃいました。こうなると、刀剣女子がもう末恐ろしくなりますね。

この蛍丸復元プロジェクトには、最終的に総支援者が3193名、総額4500万円以上が集まり、ファンディング達成率は100%どころか、820%達成してしまいました。820%なんて初めて聞きましたよ…。蛍丸はその後、2017年6月17日に600年前と近い姿に復元、奉納されました。

たった1振りの刀で!?展示会で驚きの経済効果!

刀剣乱舞に登場する刀剣男士の一振り、「山姥切国広」は写しであり、オリジナルでないことを拗ねらせた綺麗な顔立ちをしたキャラクターで、ファンからは「まんばちゃん」と親しみを込めて呼ばれています。このモチーフになった刀剣、山姥切国広は、個人が所有しており、めったに人前に出ることは無いのです。

しかし、そんな山姥切国広がなんと20年振りに、栃木県の足利市立美術館で、山姥切国広の特別展「今、超克のとき。山姥切国広 いざ、足利。」という、特別展示が催されました。展示期間30日の間に、来場した審神者は37820人となりました。凄いぞまんばちゃん。

この展示会、刀剣乱舞ともコラボしているので、限定イラストやスタンプラリーが開催され、地域全体46店舗の店が協力してコラボメニューを導入するも、あまりの人手に仕入れ、仕込みが間に合わない店舗が続出するという、地獄絵図のような阿鼻叫喚の図が完成されました。スタッフ忙しすぎて、誰か1人寝込んでそうですね、大丈夫だったんでしょうか。

このようになんとも賑やかといいますか、まんばちゃん様様な感じで終えた特別展示。これらの経済効果は何と驚くべからず、4億円です。たった1振りの刀を展示するだけで、4億の金を生み経済を回す刀剣女子、そして4億の刀、まんばちゃん改め山姥切国広、凄まじいというか、両者共恐ろしい存在ですね…。

まとめ 

以上のような凄まじい額の金を生み出し、日本の経済を回す刀剣女子を生み出した、ゲーム・刀剣乱舞。末恐ろしくて頼もしいということ、分かっていただけましたか?ここまで刀剣乱舞と経済効果について書いてきたことを、まとめましょう。

①ゲーム、刀剣乱舞は、2018年の支出喚起力ランキングで5位、150億という経済効果があった。

②大太刀、蛍丸復元プロジェクトには最終的に4500万円、達成率820%という、ありえない数字をたたき出し伝説になった。

③山姥切国広の特別展には37820人が訪れ、経済効果4億円を生み出す、まんばちゃん様様な結果になった。

かくいう私も刀剣乱舞をやってますが、改めて凄まじい人気ぶりに驚きました。これからも刀剣女子は、ゲームのみならず日本刀業界を斡旋し、数々の伝説を生み出し感謝される存在になっていくのでしょうね。

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