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白い毛並みと愛くるしい姿が人気のマルチーズですが、特に抜け毛が少ない犬種としても知られています。

今回は何故マルチーズが抜け毛が少ないのかの理由と、もしも抜け毛が皮膚が見えるまでに深刻になっているときの症状と、その対処法、飼い主が出来る予防方法を其々解説していきます。

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マルチーズの抜け毛が少ない理由とは!?

マルチーズは犬の中でも、抜け毛の量が極少ない犬種の1つです。私もマルチーズを飼っていますが、抱いたりしても毛がつくことはあまりありません。実は犬の毛にはシングルコートとダブルコートの2種類があります。

ダブルコートの方は寒い地域出身の犬が多く、皮膚を保護する役割のオーバーコートとアンダーコートの二層構造により、寒さに強い分、毛が生え変わる時期があるので、抜け毛が多いです。

対してマルチーズのようなシングルコートは、ダブルコートのように生え変わらないため、抜け毛が少ないといわれています。しかし、しっぽのブラッシングなどをするときは、必然的に抜け毛も多くなりますが。

また、マルチーズはマルタ島・イタリア原産で、その歴史は古く3000年以上前から人々と共に生活を送ってきました。狩猟犬などの役目でなく、最初から愛玩用の犬として生まれ、
15世紀からはフランスでの貴族が宝石を付ける感覚でマルチーズを抱いていた、と言われています。

これらのように、遥か昔から室内犬として生活してきたため、体温調節をする理由が無く、抜け毛もごく僅かなのではないか、とも言われています。

1度なると恐い脱毛症!

抜け毛が少ないマルチーズですが、抜け毛が多くなったり、果てには皮膚が見える程脱毛している場合には、何らかの問題があるかと思われます。特に重要なのは、皮膚が見えてしまっているくらい脱毛してしまっている場合です。

アトピー性皮膚炎の場合、皮膚のバリア機能の低下により、家の中に舞っている埃や住み着いているダニが、体内に入り込むことにより発症してしまう脱毛症状です。強い痒みを伴い、特に目や口の周り、指の間、お腹などに症状が表れることが多いです。 

この症状が慢性化すると、皮膚が皴状や色素沈着してしまうことがあります。この症状は完治することがないので、動物病院で薬を処方してもらったり、家での掃除を徹底するといった生活環境を整え、痒みを軽減させてあげることが望ましいです。

犬の被毛に寄生する虫によって脱毛してしまうのが、ニキビダニ病(毛包虫症、アカラス)といわれる症状です。主な症状が脱毛で、虫による感染の有無により痒みを伴うもの、そうでないものがあります。特に幼犬や老犬といった、免疫力が低下している犬に見られます。

マルチーズの脱毛症から飼い主が守る方法は!?

以上を筆頭にする、様々な原因により引き起こされる脱毛症ですが、それを飼い主や家族が予防してあげる方法も幾つかあります。

わんちゃん専用の櫛によるブラッシングは、毛を美しく見せることもですが、日課にすることにより、ダニなどの些細な異常を見つけたり、余分なゴミなどを取り除いて毛を綺麗にして、脱毛予防の大切なメンテナンスに繋がることもあります。

トリミングサロンで定期的にシャンプー・カットしてもらうことも、脱毛予防に繋がります。家では出来ないカットや専用のシャンプーをしてもらうことにより、細かな汚れを取り除いたり、毛を短くしてもらうことで、虫を退治したり繁殖を抑えることが出来ます。

特にマルチーズはしっぽを中心に毛量が多く、1か月しないうちに伸びることも珍しくないので、個人的には1月に1度はシャンプー・カットをしてもらうことをおすすめします。

まとめ

マルチーズと抜け毛について書いてきましたが、要点をここでまとめます。

①マルチーズは毛の生え変わりがなく、昔から愛玩用として飼われてきたので、抜け毛が少ない。

②皮膚が見えるくらい酷い脱毛症の場合、アトピー性皮膚炎などが疑わられる。

③飼い主による脱毛症からの予防法は、定期的なブラッシングやトリミングによるカット・シャンプー。

抜け毛が少ないマルチーズですが、通常で抜け毛が多くなることは稀なので、飼い主さんは皮膚や毛に異常はないのか、頻繁にチェックしてあげることが、脱毛症への予防にも繋がります。

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