2019年4月から「緊急取調室THIRD SEASON」が始まりました。SECOND SEASONまではレギュラーとして良い味を出されていた大杉漣さん、まだ若いのに急逝されてしまったことは今も記憶に新しいです。
そんな中、新シリーズとして始まったTHIRD SEASONでは漣さんの代わりとなる人物は登場するのでしょうか?
緊急取調室とはどんなドラマ?
テレビ朝日系で2014年に放送されたのが緊急取調室FIRST SEASONです。主人公である真壁有希子が「警視庁捜査一課 緊急事案対応取調班」(略してキントリ)に配属されることからストーリーは始まります。
キントリでは密室内での過剰な取り調べや自白強要を防ぐため、監視カメラを取り付けられています。
そんな監視カメラで刑事自身も見張られている中、キントリのメンバーたちは一筋縄ではいかない容疑者から真実を聞き出すために、様々な方向から対策を練り、容疑者と対峙します。逮捕するかしないかという刑事ドラマとは違い、取調室という密室内において行われる容疑者との心理戦が面白いドラマです。
主人公の真壁有希子を天海祐希さん、同じキントリに配属されている一癖も二癖もあるメンバーを田中哲司、でんでん、小日向文世とそして大杉漣さんが演じていらっしゃいました。
新メンバーにはドランクドラゴン塚地
THIRD SEASONで大杉漣さん演じる中田善次郎は退職していたという形になりました。大杉漣さんの写真は飾ってあるので、ドラマに出ている方達の漣さんに対する尊敬の思いが感じられる光景です。
大杉漣さん以外のメンバーはFIRST SEASONから変わっていないので、なんだか安心感があります。
漣さんの代わりにキントリの一員になったのがお笑い芸人であるドランクドラゴンの塚地武雅さんです。
ドラマの中では画像解析のエキスパートであり、漣さん演じる中田とは警視庁の将棋部で親しくしていた間柄ということで、ここでも漣さんがメンバーであることを忘れないようにという気遣いが感じられる要素となっています。
塚地さんの思いとは?
塚地さん演じる玉垣は、他のメンバーとは一線を画す存在となっています。というのも、他のメンバーは昔風(と言っていいのか分かりませんが)足で稼ぐ、泥臭いといった感じの刑事たちですが、彼は画像から推理するという、体を動かす捜査をしません。
でも、ドラマが始まって数回たった今では、新参者という扱いをされながらもキントリメンバーにすっかり馴染んでいるように思えます。
塚地さん自身も漣さんには特別な思いを持っているようで、インタビューでは「漣さんとは何度も共演させていただいたんです。ある作品では地方ロケにひとりで来た僕に、漣さんが撮影後『塚地くん、うちの車に乗ってくか?』と言ってくださって、送ってもらったこともあったんですよ。
しかも、本当だったら、次の作品で上司と部下の役で共演するはずやったんです…。そんなこともあって何かの縁も感じますし、力いっぱい演じて、漣さんにも見てもらえたらな、と思っています」と答えています。
そんな熱い思いのある塚地さん、他のドラマでも良い味を出している役者さんなので、今後の展開が非常に楽しみですね。
まとめ
キントリのメンバーの中で一番物腰が柔らかく、他のメンバーが(わざとやっている時も含めて)喧嘩腰になっても仲裁したり、空気を落ち着かせることで、他のメンバーをうまくまとめる位置におられた大杉漣さん。
漣さんがいない「緊急取調室」を見るのは寂しい思いもありますが、ドラマが続いていくことで、漣さんのことを偲ぶこともできるんだと感じています。おそらくドラマの出演者も同じ思いなのではないでしょうか?
新しいメンバーを迎えて、これからますます面白くなっていくであろう、「緊急取調室」を楽しみに見ていきたいと思います!!
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