今や一大業界となったライトノベル。
若い学生さんなどを中心に人気があり、ライトノベルだけでなく漫画化、アニメ化されたり、勿論スマホや携帯ゲーム機でゲーム化、なんてメディアミックスもありますよね。
でも皆さん、「ライトノベル」という意味やその定義、一般的に売られている小説との違いってご存知ですか?
知らない、分からない人は今から述べるその意味を一緒に確かめましょう!
今や時代を斡旋するライトノベル、その意味とは?
ライトノベルは「ラノベ」とも省略される読み物です。
このラノベ、実は日本で生まれた造語なんです。軽いという意味のlightと小説のnovelを組み合わせてライトノベルです、じつに簡単な意味ですよね。そのまんまですよね。
軽い小説とあるようにサクッと短時間で読めるのがラノベの魅力です。私自身も平均的なラノベの厚さなら一冊二時間程度で読めます。
その特徴としてはカバーや作品が始まる前のページにカラーイラストが何枚かあったり、モノクロイラストがページ中に挿入されていたりと、活字好きじゃない人にでもまるでアニメの延長線のような手頃な感覚で読めるのもラノベの魅力です。
それなのに単行本みたいなA4サイズじゃなく手に取りやすいB6サイズでイラスト付きなのに値段も一般小説より手ごろなのです。そのため読書層は10代20代の若者が多いと言われています。
若者に人気のライトノベルの定義とは!?
そんな若者を中心に人気のライトノベルですが、その定義ははっきりとされていません。
小説の中のひとつのジャンルということは確かですが、じゃあラノベって何よ?と聞かれてもはっきりとこうだ!とは言えないのが現状です。
そんな曖昧な定義のラノベなので、作者や出版社が「これはラノベです」と言って発表すればラノベなのです。どんな難しい内容もラノベなのです。
私が知る事例では過去に某豆文庫で時代物の結構しっかりとした書き方のラノベが人気を博していましたが、それが数年後に何冊か一般小説から発売されたり、逆に元は違う出版社から一般的な推理小説として売り出されていた作品がこれまた某豆文庫でカバー絵と挿入イラストを付けた一種の新装版として何冊か発売されました。某豆文庫どうなってんだ。
このような特殊な事例があるライトノベルなので、定義付けするのが難しいのです。
曖昧なライトノベル、一般小説との違いとは!?
ラノベの意味と曖昧すぎる定義は理解していただけたと思いますが、では一般小説との違いは何なのでしょう?カバーにイラスト描いてるから?でも最近は一般小説でも人物イラスト使ってますよね?
益々ラノベとの違いが分からない!では、私が思う違いをここから書いていきます。
一般小説といわれる小説の読者層・ターゲット層は広く、全年齢が対象です。
それと異なりラノベの読書層・ターゲット層は題材としたジャンルにもよりますが10代、20代の若者です。
各作品の作風も一般小説は推理小説や恋愛小説であっても読者に伝えたいことが明確でエンターテイメント性がある現実味溢れる作品が多いです。
対してラノベはアニメや漫画のような到底現実では起こりえない非現実なストーリーが中心です。
最も大きな違いは小説のつくりです。先に述べたようにラノベは中にもカバーにもイラストがつくのです。
一般小説にもカバーイラストが付いていますが、中にカラーイラストやイラストが挿入されたりしていませんよね?
このイラストということがラノベと一般小説の大きな違いです。
まとめ
ここまでライトノベルについて書いたことを纏めてみましょう。
①ライトノベルというのは造語で軽い小説、という意味。
②非常に曖昧な定義からライトノベルは確立されている。
③一般小説とライトノベルの違いは作風とイラスト、ターゲット層。
一般小説とはちょっと違うライトノベルですが、最大の魅力は誰でも気軽に比較的安価で楽しめるということにあります。
活字嫌いな人でもイラスト付きでサクサク読めるので、読んだことが無い人やこれから読もうか迷っている人は是非一度手に取ってみてください。
きっと自分の好きなライトノベルが見つかる筈ですよ。
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