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遊戯王カードファンなら誰しもドローしたカードのテキストで一喜一憂し、対戦相手のライフを0にする作戦を考えます。しかしこれらカードの名前やテキストには効果以外に意味のある物も含まれており、その一つとして伝承が有名です。

例えば初代遊戯王のアニメでは、エジプトのヒエログリフを元にして作られたカードが存在し、最強のカードとして三幻神が登場します。

そして二代目遊戯王のGXでは、錬金術をテーマにしたカードが多く、主人公の遊城十代は様々な属性のカードを使います。

この様に遊戯王のアニメやカードには各々に物語が存在するので、愛用しているカードがある方はそれらも理解した上でロールプレイを楽しんでいきましょう。

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遊戯王カードのウィルオザウィスプってどういう意味なの?

主人公の九十九遊馬がベクターとのデュエルで、ベクターがエクシーズ召喚の素材として使ったアンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプにも元となった伝承が存在します。

有名な物だと日本の鬼火が代表例で、悔いを残して死んだ人間の魂が現世に留まる形で存在していると言われています。

また海外では妖精の存在も指摘されており、極稀に地面にフェアリーサークルと呼ばれる妖精が踊った跡が残る現象も存在します。

その妖精はいたずら好きである事も有名で、生物を死に追いやる事も平気で行います。

こういった伝承もアンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプのテキストにある、このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、このカードを破壊したモンスターを破壊するという効果に掛かっています。

そのためこれは私の想像ですが制作者が各地の伝承を調べ上げた上で、遊戯王カードを制作しているので、このクオリティが維持できていると考えています。

過去の遊戯王カードのレギュレーションで猛威を振るったブリューナクについて

氷結界の龍ブリューナクは、手札を1枚捨てる事で場のカードを手札に戻す事ができますが、伝承上のブリューナクは槍である事が有名です。

その上投げなくても光線によって敵を攻撃できるので、ロングレンジで戦える武器として知られています。

ブリューナクを所持していたのは女神ダヌ一族の太陽神ルーですが、類似する遊戯王カードは2019年の段階で同じく太陽神のラーの翼神龍のみです。

しかしルーが仕えていたヌァザは片腕だった事に加えて、ラーの翼神龍の所持者であるマリクイシュタールが使用していたカードに左腕の代償というカードがあるので、それらの関連性からカードが作られている事はほぼ間違いありません。

1ターンキルを遊戯王カードで実現したE・HEROエリクシーラーの意味

E・HEROエリクシーラーの名前は伝承上で存在するエリクサーの名前を連想させるモンスターカードです。エリクサーは遊戯王カードに限らず様々な作品で使われていますが、本来は粉末状の不老不死の薬品であった事が確認されています。

また錬金術の観点からでは、神々の血として使われていた事もあるので、遊戯王GXの制作時に担当者が意図的に作ったカードとしても注目されています。

アニメでは同じく不老不死のアイテムとして知られている賢者の石サバティエルと同時に使っているシーンがあるので、こういった世界観重視の物語展開をしている点が遊戯王の魅力の一つでもあります。

まとめ

1.多くの遊戯王カードは伝承からカードテキストや名前を決めているので、ロールプレイを楽しむにはそれらの裏設定も知っておく事をお勧めします。

2.アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプや氷結界の龍ブリューナクの様に、遊戯王カードには一部伝承にアレンジを加えた物が存在します。

3.遊戯王アニメのシーンでは、伝承上のシーンをカードゲームで再現している事もあり、非常にクオリティの高い物になっています。

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