テストステロンは30歳を過ぎてからから徐々に減少していくので、健康的な肉体を作るためには、テストステロンが分泌できる環境を維持しなければなりません。
私も30歳に近づくにつれて疲れやすくなってきていましたが、テストステロンの分泌環境を整えてからは長時間の業務にも耐えられるような体になりました。
しかし良質な睡眠環境の用意を少しでも怠ると、急激に減少していく特徴もあるので、30歳以上の人は睡眠だけでなく、全体的な生活環境も見直していきましょう。
証明されているテストステロンと睡眠の関係性
海外の研究機関の実験では、30歳過ぎの男性に対して1週間睡眠を取らない生活を送りそれがどの程度テストステロンの分泌に影響を与えたのかが調べられています。結果は全体の15パーセント近くのテストステロンが減少した事が確認されました。
尚テストステロンが減少すると睡眠が浅くなり、疲労が蓄積されやすくなるので、この状況がさらにテストステロンの分泌量を減少させていきます。そしてどの年齢帯でも1年間に1パーセントのテストステロンが減少していくので、疲れやすい人はテストステロンの減少を疑いましょう。
睡眠に隠された危険性とテストステロンの関係性
人間の睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返し、明け方になると覚醒状態になるので、体内環境が一気に変貌する時間もあります。この状況に循環器系や呼吸器系の障害を持っている人の一部が対応できない可能性があります。
障害を持っている方は心臓付近に激しい痛みを感じる事もあるので、それが原因で決まった時間に起きてしまいこれが不眠症へと繋がりテストステロンが減少してきます。また呼吸器系に障害を持つ人の中には睡眠中に呼吸をしない状態もあるので、医学的にはこれを睡眠時無呼吸症候群と診断します。この病気は合併症を引き起こす可能性の高い病気でもあるので、それらの発病が引き金となりジヒドロステロンが分泌されます。
ジヒドロステロンはテストステロンと違い毛髪が抜けたり等体に悪影響を与える物質ですが、健康的な肉体ならばテストステロンがジヒドロステロン抑えてくれます。つまりテストステロンを睡眠で分泌させる事が、体の健康維持を可能にしテストステロンの増加を促進させられる事に繋がります。
反対にテストステロンが不足すると、ジヒドロステロンがそれを補おうとするので、体内環境がさらに悪化していくため注意が必要です。
テストステロンが分泌される良質な睡眠とは
テストステロンを分泌させる良質な睡眠を取るには、必ず眠くなってから寝床につく事が重要です。万が一仕事等で寝床につくのが遅れても必ず起床時間は一緒にして、全体の生活バランスが崩れないようにしてください。
そして最適な睡眠時間の平均は短い人だと5時間から6時間、長い人だと8時間から9時間でこの時間で起床すると目覚めの爽快感も感じられます。
そのためには就寝前1時間から2時間の間に40度近くのお風呂にゆっくり浸かる事が重要です。さらに就寝時には暖色系の照明を使う必要があり、テレビやスマートフォンは就寝準備前の使用は控えておきましょう。理由はブルーライトが視覚的な刺激を与えるからで、使用しすぎると寝つきが悪くなります。
また飲み物は飲んでも構いませんが、カフェインの摂取はタイミングを誤るとテストステロンを減少させてしまう可能性があるのでお湯を飲みましょう。私のお勧めはスポーツ前にカフェインを取る生活で、適度な疲れも蓄積されるため寝つきが良くなります。
まとめ
1.30歳を境にテストステロンの分泌環境が大きく変わるので、睡眠を中心にした分泌環境の用意が重要です。
2.眠くないからと言って睡眠をとらないとその分テストステロンの減少率を悪化させるので、注意が必要です。
3.睡眠を取る時にはレム睡眠とノンレム睡眠を意識して、カフェインの摂取や睡眠前のお風呂の入浴方法に気を付けてください。