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『魔人探偵脳噛ネウロ』は、漫画後アニメ化もされた人気作品であり、その分イラストなどの二次創作も多いです。しかし、夢小説は他の作品と比べて少ない印象があります。

では何故夢小説が少ないのかの理由と、ネウロの夢小説の中でも相手役として人気のキャラクター、夢主人公の設定傾向とストーリー展開設定の傾向について、解説していきたいと思います。

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ネウロの夢小説が少ない理由は!?

ネウロの夢小説はとても少ないです。その理由は恐らくですが、漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』で作品自体が出来上がり、二次創作者の入る隙がないことと、ネウロ自体が魔人という特殊な人種と、難儀な性格をしていて夢小説が書きにくいこと、ネウロ以外の登場人物も濃い人たちが勢揃いで、夢小説の中で動かしにくいことが挙げられます。

また、本作は誰も思いつかないような突拍子のない犯行とネウロの推理が売りなので、犯行はつくれるものの、そのトリックをつくるのが難しく、オリジナルストーリーでは展開しにくい、という難点もあります。

あとはこの作品独特のダークギャグというか、ネウロの加虐趣味の被害者の弥子、というのと、作者によるブラックで万人には受け入れられにくいギャグが面白い点なので、これも同じように夢小説作者が思い付く・作成するのが難しく、ネウロの夢小説を書きにくい理由の1つだと思われます。

また、前記のようなブラックユーモア且つ結構血みどろ描写が多いこともあり、読者の層は20代より上の層が主になっているので、夢小説を書かない、書く暇がないということも少ない所以の1つではないでしょうか。

夢小説の中の相手として人気のキャラクターは!?

数は少なくとも、『魔人探偵脳噛ネウロ』の夢小説はあります。ですがネウロやX(サイ)などを筆頭に、結構な頻度で作中に出てくるキャラクターは、顔が整ってる人が多いです。中には犯罪者の早坂兄弟の弟のユキを相手にした夢小説があったりと、やはり好きな顔で作品を書く人が多い印象を受けます。

特に人気なのは、やはりネウロと笹塚さん相手のものですね。ネウロはドSですが、弥子に対しての終盤での感情とか、ちょっとした優しさとキャラクター性が人気なのでしょうか。あと顔。

刑事の笹塚さんは第1話から登場する主要キャラクターであり、能力値が高いが常に気だるげな雰囲気、そして根底にある優しさに惹かれて書く人が多そうです。作中で行っている人気キャラクター投票でも、常に上位にいますしね。

夢主人公の設定として多いのは!?

ネウロの夢小説の傾向ですが、成り代わりという、作中のキャラクターの1人にオリジナルの主人公が成り代わり、他のキャラクター達と交流を深める、という概要を含んだ設定を見掛けます。

成り代わりで多いのは弥子で、ネウロ相手に恋や友情を深める設定が多いです。他には、弥子のポジションにオリジナル夢主人公が座り、弥子が不在なままで原作沿いの展開が進むという、特殊で一部の人には受け入れられないような設定の作品も見掛けました。

他にはネウロと同じく、魔人の夢主人公とかでしょうか。結局ネウロと最終話の青膿ゼラ以外に作中では魔人は出てこなかったので、その分ファンが自由に想像・設定出来るのが良い点ですね。

他の夢小説もですが、キャラクターの身内を夢主人公にして話を展開させる、という設定も多くあり、ネウロでも弥子の兄や妹を夢主にし、ネウロや笹塚さんを相手にした恋愛や、友情物もちらほらあります。

謎解き要素が多いから原作沿い展開も多い!?

夢小説作品の傾向としては、やはり原作沿いが多いです。先程も書きましたがネウロは謎解き要素が精密で、突拍子のない推理が多いので、オリジナルの推理ストーリーは作りにくいです。

したがって原作沿いとして夢主を動かすと、漫画の内容に沿ってキャラクターを動かせばいいので謎と推理をつくる手間が省け、作者の自由に書けます。ストーリーが完成されているのは良いですが、その分キャラの思考や行動を原作を元にして新たに書き足さなくてはいけないので、思い通りに書けなくてやきもきする人も多そうです。

その分恋愛物の夢小説だと、ネウロの場合謎解き要素なしで相手の恋模様を書けるので、それに関しては苦労はあまりないかもしれません。ただ、原作沿いと同じようにキャラと夢主が惚れたきっかけや言動が、原作キャラの性格に合致していれば読者は納得しますが、作品内容と言動次第ではキャラと言動が合っていない、といった難点が生まれそうです。

まとめ 

『魔人探偵脳噛ネウロ』の夢小説について幾つかの項目と、その理由について解説してきたことを、ここでまとめましょう。

①ブラックユーモアやや大人向けの作風からか、ネウロは夢小説が他作品より少ない印象にある。

②夢主人公の相手役のキャラクターは、人気のネウロや笹塚さんが多い。

③夢主人公の設定は様々だが、成り代わり作品が際立っている。 

④謎解き要素が多く、新規で作成するのが難しいからか、原作沿いのストーリー設定が多く見られる。

ネウロ相手の魔人夢主人公もですが、夢小説では普通なら考えつかないような設定が多くあります。それを読んで独自の世界を楽しむのが夢小説の醍醐味なので、年々夢小説の人気が高まっているのにも頷けます。

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