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ブラックユーモアと突拍子のないトリック、謎解き要素が人気の『魔人探偵脳噛ネウロ』ですが、個性的な犯罪者にも恵まれており、読者にも人気になっています。

今回は作中で重要な位置にいるシックス、X、アヤ・エイジア、3人の犯罪者の魅力や詳細について解説したいと思います。

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ネウロの最大にして最悪の敵、シックス!

「シックス」は、『魔人探偵脳噛ネウロ』の主人公・ネウロの最大にして最後の敵役です。名前の由来は数字の6(シックス)と、病的な悪意という英語の「sicks」を掛け合わせたものとなっています。

自分が才能を認めた100人の「新しい血族」以外の人類は滅ぶべき、という恐ろしい考えを持ち、実際に人類を滅亡させるために様々な大規模な殺戮行為や無差別テロを数多く行っており、底なしの悪意を誰かに向けないと気が収まらず、人が苦悶の表情を浮かべながら死んでいくのを見るのが大好き、という狂った思考の持ち主です。

ネウロは人から生み出された「謎」を食糧とし、そしてその人こそが食料でもあります。その人間を守るネウロと人類を排除したいシックスは、人類滅亡の危機を賭けた戦いを始めます。

ネウロと同じく、化物じみた能力を持ったキャラクターで、「新しい血族」をネウロに放ち殺そうとしますが、ネウロや吾代、弥子らの活躍により刺客は全て倒され、根城も見つかり、最終的には、人間を守るために命を懸けて魔帝7ツ兵器を呼び寄せたネウロの手により、靴を全身で舐めさせらる、という最高の屈辱を受けながら絶命しましたが、ネウロに命を懸けさせるほど手こずらせたのは、シックスが最初で最後です。

完璧な変身技能を持つ怪盗Xとは!?

そのシックスの子供でもあり、ネウロの最初の敵として登場するのが、「怪盗X(サイ)」です。自分の身体にある細胞を変化させ、遺伝子さえも操って他人になりきれるという寄能を持っていますが、故に変化し続ける細胞により記憶が安定せず、それにより過去の自分の姿や記憶を失っています。

この経緯から「本当の自分」を探し求め、他人を殺して箱詰めにしたそれを、美術作品の1種として観察することで本来の姿の「自分」に関する手がかりを探しています。ネウロには想像を超える魔人であることに興味を持ち、関心と彼の中身と自分に1種の可能性を見出し、中身を見ることに執着していました。

また、ネウロ達同様少し幼いながらも顔が整っているので、人気キャラクター投票でも上位に入っています。幼いながらも容姿が完全に男の子に見えますが、シックスに拉致・拘束されてその後再登場するときには、Ⅺ(イレブン)という髪の長い少女の姿で現れました。

Ⅺとなり、シックスの娘兼クローンとなり、怪盗Xのときよりも顔を見ただけで記憶を読み取り、「気配含め全てが本人と何一つ変わらない」という状態にまで変身することが可能になっています。ネウロの魔界777ツ道具まで看破できる程の力を身に着けた彼女ですが、弥子の記憶からアイの情報、Xだった頃の感覚と自我を取り戻してシックスに抵抗し、最後にはXの姿で亡くなりました。

協力者として再登場する犯罪者、アヤ・エイジア!

登場当初は犯罪者、そして再登場時が協力者、という珍しい形で現れるのがアヤ・エイジア(本名:逢沢綾)です。弥子の事務所設立開始の最初の依頼人であり、億単位のCDを売り上げた、世界的な知名度と地位を築いあげた著名な歌手です。

しかし彼女は「世界中で私はひとりきり」という感情があるからこそ、脳を揺さぶる音楽が作れる、という理由から自分の世界に踏み込んでくる自分のプロデューサーと、マネジャーの2人を自殺に見せかけて殺した張本人でした。

ネウロと弥子にトリックを見破られて刑務所に服役した後は、彼女を訪ねる弥子にしばしば核心を突いた発言をするキーパーソン、協力者として何回か登場します。美人なので読者の人気も高く、「犯」人気投票では1位を獲得しています。

まとめ 

『魔人探偵脳噛ネウロ』の作中で重要な位置にいる犯罪者3人を解説してきましたが、それらをここでまとめましょう。

①シックスはネウロの最大にして最後の強敵で、残虐で絶対悪な思考の持ち主。

②Xはシックスの子供、クローンであるが、最後にはアイを思い出し、Xとして満足しながら絶命した。

③アヤ・エイジアは2人を手にかけた犯罪者だが、弥子に助言をする協力者として度々登場するようになる。

解説してきたように、ネウロに登場する犯罪者たちは皆個性豊かで、其々がポリシーを持って犯罪を犯しています。

そしてこの濃さこそが、Xやアヤのように読者にも好かれる人気キャラクターとなる、最大の理由だと思っています。実質、ある種のとち狂った思考とポリシーを持つ犯罪者は、作者の松井優征にしか描けないでしょうね。

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