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『地獄堂霊界通信』は、漫画版が人気となっていますが、先の原作は小説です。出る作品がどれも話題になり、漫画化などで賑わう作家さんの1人が書いています。また、漫画化だけでなく、『地獄堂霊界通信』は過去に劇場アニメ化もされていたりします。

そんな気になる『地獄堂霊界通信』の作者の情報や漫画版の詳細、ストーリーについて今回は紹介していきたいと思います。

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『地獄堂霊界通信』の小説の原作者は香月日輪!

『地獄堂霊界通信』は、現在good!アフタヌーンにてみもりによる漫画が連載中ですが、その原作は、香月日輪による小説です。小説の第1巻「ワルガキ、幽霊にびびる!」はハードカバー版でポプラ社より1994年に刊行され、第1シリーズが1997年に10巻で終了、第2シリーズが2001年から2005年まで6冊で終了しました。

第3シリーズも始動するかもしれない、ということでしたが、2014年に作者が死去したことにより、続編が書かれることはなくなりました。このシリーズの1作目が香月さんのデビュー作であり、第27回日本児童文学者協会新人賞を受賞しました。

1994年から発売されている、ハードカバー版の挿画は『学校の怪談』で知られている前嶋昭人ですが、2008年より講談社ノベルズで刊行された新装版は、同年から漫画化も担っているみもりによる挿画として、新しく生まれ変わっています。

また、作者の香月さんは、同じく講談社から発売され、現在も漫画化と過去にアニメ化もされている代表作の、『妖怪アパートの幽雅な日常』といった、妖怪や不思議な生物が出るオカルトでありながらもライトな表現で、その読み易い作風が受けて根強いファンも沢山います。

漫画版『地獄堂霊界通信』!

講談社のgood!アフタヌーンで連載中の『地獄堂霊界通信』がみもりにより絶賛連載中ですが、この作品は香月さんによる小説版を、忠実に再現していると評判です。現在11巻まで発売されている、人気シリーズになっています。

原作の小説版と比べると、漫画ではどうしても表現が異なったり、簡易的になってしまうのが多いのですが、みもりの漫画はそんなことは無く、7、8巻に渡って収録されている「満月の人魚」編では、みもりが描いた人魚に、香月さんも「なんともエリクトーな描写で、見事に「夢の女」を描いてくれた」と絶賛しています。

作中でもコミカルな所は面白く、霊や妖怪などの怖く恐ろしいものはおどろおどろしく描かれており、内容も相まって誰でも気兼ねなく読める半面、オカルト好きにはより一層楽しめる内容になっています。

気になる『地獄堂霊界通信』のストーリー!

小説・漫画の『地獄堂霊界通信』の序盤のストーリーとしては、小学生5年生にして上院小学高の番長になっているてつしは、幼馴染みのりょーちん、サポート役で軍師の椎名の3人組の「町内イタズラ大王三人悪」として、知らない者はいないほど。

そんな3人はひょんなことから、町はずれにある薄気味悪い薬屋・極楽堂通称「地獄堂」の店主のおやじと交流するようになり、あれよあれよという間にこの世のものではない者の対処法としての力を与えられ、術師として色々な霊や妖たちと対峙していきます。

最初は3人だけですが、途中で拝み屋やの分家の長男で身体の悪いユキや、その友人で菩薩のような広い心と明るさを持つ少女、カンナやその霊獣、日向にスペイン生まれの帰国子女にして古代から続く魔女の末裔、るかといった仲間が加わります。

小学生の子供が主人公だからと言って、全てがハッピーエンドで終わるわけではありません。助けようとしたものの、想い人に似た人を追って掛け軸から出てしまい、最終的に上空で首が千切れてしまったり、記憶を思い出して成仏し、次は新たに赤ん坊として転生したりと、エグイ結末もありますが、悲しくも希望のある終わり方をする話もあったりと、一筋縄ではいきません。

まとめ 

小説の『地獄堂霊界通信』についての詳細と、漫画版の紹介などをしてきましたが、ここで書いてきた概要をまとめたいと思います。

①『地獄堂霊界通信』の原作小説の作者は、2014年に死去した香月日輪。

②小説はgood!アフタヌーンでみもりによる漫画版が連載されている。

③ストーリーは、3人悪が仲間と共霊や妖怪と対峙する、というもの。

香月さんは売れっ子作家で、述べた以外の作品も人気があり、コミック化されています。亡くなってしまわれたので新しい作品こそ読めませんが、本という媒体で我々ファンや読者を楽しませてくれるでしょう。

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