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1960年代に日本に登場し、今でも高い人気を誇る小型犬・マルチーズ。白い毛に覆われた可愛らしい姿が思い浮かべられますが、実際に飼う際に必要となる知識をご存知でしょうか?

マルチーズがどんな性格か、その白い毛のお手入れ方法、最も重要な室温管理について、今回は解説していきたいと思います。

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生きる宝石、マルチーズ!

マルチーズの原産国は、地中海に浮かぶ島・マルタ島です。その歴史は古く、3000年以上前から愛玩犬として可愛がられてきました。日本に入って来たのは1960年ごろと結構最近で、その毛並みの美しさや愛らしい姿から「生きる宝石」と揶揄されることもしばしばです。

小型犬は、ポメラニアンのように、忙しなく気の強い犬種といったイメージをもつ方もいると思われますが、マルチーズはそれの正反対で温厚で人懐っこく、子供にも寛容です。どの犬でもそうですが、マルチーズにもある程度の警戒心は持っていますが、必要以上に吠えて攻撃的になることは稀です。

加えて、マルチーズは小型犬ということから体重も軽く、基本2~3キログラム程度しかありません。更に理想の体高は20~25センチくらいと、子供から大人まで抱っこしやすく、旅行に一緒にいくときもキャリーバッグなどで楽々運べ、あまり重くないサイズになっています。

マルチーズの毛のお手入れ方法!

先程も書きましたが、マルチーズの毛色は白一色で、時々耳の色が茶色の子がいる程度です。生え変わる時期がないシングルカットなので抜け毛が極端に少なく、その毛はカットしないと永遠に伸び続けます。お洒落として、身体を覆うくらい毛の長いマルチーズもよく見られます。

毛の性質から、トリミングで可愛くカットしたりリボンなどで頭や耳を纏めたり、といったお洒落なアレンジを楽しめる犬種でもあります。

抜け毛こそ少ないですが、その毛は一本一本がまるで絹のように細く、絡まりやすくなっています。したがってせめて1週間に1度、出来ればほぼ毎日の具合でブラッシングしてあげるのが理想的です。絡まりやすい分、少しでも掻いたりするとしっぽの根元などに毛玉が出来、ブラッシングするのも大変になるからです。

大人しい子はブラッシングさせてくれますが、ちょっとでもやんちゃな子は毛玉に櫛を通す時の痛さから、ブラッシングを嫌がったり、櫛を通そうとする飼い主の手を噛んだりするので、注意が必要になります。

真っ白の毛は凄く汚れやすく、特に排泄後はきちんと拭き取るようにしないと、汚れが付着したままで沈着することもあります。涙やけもしやすいので、出来れば日に一度目元のケアをしてあげてください。1月ほど放っておくと、毛が目に入る場合もありますので、1月に1度はトリミングでカット・シャンプーをお願いした方が良いでしょう。

マルチーズには室温管理も必須!

マルチーズは体温調節が弱い犬種です。寒さに弱いので、出掛ける時も常に暖房や寒さ対策グッズなどを取り入れ、部屋を暖かくしてあげてください。特に直に暖かい風が来るストーブ類が好きなのか、冬場に電気ストーブの前で寝転がり暖を取る姿も、我が家ではよく見られた光景です。

室内犬の為か、マルチーズは暑さにも弱いです。夏に留守番させる場合は、エアコンや扇風機を入れ、水も普段より多く容器に入れてあげてください。我が家の先代のマルチーズも、1度夏バテになり食欲・元気がなかったことがありますので、室温管理には十分に注意をしてあげてください。

マルチーズにもそれなりの運動量は必要です。室内飼いとして部屋で遊ばせるのも可能ですが、社会に接するトレーニングとしても、近くを散歩させるのも適切です。また、散歩する際には転倒や段差の飛び降りで起きる怪我や脱臼にも、注意が必要です。

まとめ 

実際にマルチーズを飼う時に注意するべき事柄を中心に、今回は綴ってきました。ここで、その要点をまとめましょう。

①マルチーズは基本人懐っこく、温厚な性格をしている。

②白い毛なので涙やけや毛玉が出来やすいので、出来れば1月に1度のシャンプー・カットが望ましい。

③暑さ・寒さに弱い犬種なので、徹底した室温が必要。

お金を出して買うのは簡単ですが、その後のケアや、快適な生活を過ごさせてあげるようにすることも、飼い主の責任です。

前記のように、マルチーズは小型犬でも温厚な性格で人が好きなので、愛情込めて育ててあげれば、きっとあなたの良きパートナーとして、傍にいてくれることでしょう。

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