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角川書店から発売されている、あべ美幸による漫画『八犬伝―東方八犬異聞―』は現在18巻まで発表されている人気作で、掲載されている『エメラルド』の中でも代表作の1つになっています。

では今回は、この『八犬伝―東方八犬異聞―』の最新18巻の読んだ感想とストーリーのネタバレを紹介していきたいと思います。

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八犬伝18巻は仁が活躍!

18巻では、17巻のクライマックスで葉月を見つけた仁が傍に駆け寄って呼びかけるものの、手に持っていた槍で葉月に刺される場面で終わっていました。18巻では視点がころころ変わりますが、主に仁が天狗の大人の姿に変わることと、御所にいる斎姫が陛下を誑かした伏姫とつぐみにより襲われ、信乃達がいる屋敷に逃げることが描かれています。

仁は18巻終盤まで満身創痍ですが、槍で刺されてからは仁夢か現の華月がいる所におり、華月に葉月を迎えに行きたいけどどうすればいいか分からない、といった泣き言と相談をします。華月のいる所は天国と想定できます。

仁は葉月を一緒に探してほしいと華月に頼みますが、自分はここを動けないからと断ります。そして仁に葉月は今、傍に誰もいないから、探して迎えに行って欲しいと諭します。少し時が経ち、仁は自然回復して大人の姿になり華月に手と言葉を差し伸べると、華月も眠っていた状態から目覚めます。

目覚めた仁と華月はつぐみと対峙します。仁がつぐみにどうして自分を殺そうとするのか尋ねると、つぐみは人は理由なく殺せると言いますが、仁はつぐみに人には見えない、僕らよりよっぽど化物らしいと返すと、つぐみはコウモリのような気味の悪い姿に変貌します。

 気になる八犬伝18巻のクライマックスは!?

変貌したつぐみに、仁は頭を床で握りつぶされそうになりますが、間一髪の所に信乃が大量発生した鳥を追いかけてやって来て、結界だった教会のドアごとつぐみを斬りつけます。そしてようやく、仁と葉月と棗は久方ぶりの対面を果たしました。

18巻で描かれているもう1つの騒動は、斎姫が御所内で伏姫に誑かされた陛下と、つぐみに襲わるところです。斎姫は間一髪の所でゝ大(ちゅだい)法師の数珠の1つだった白馬に股がり、御所を抜け里見の屋敷に辿り着きました。

一夜明け、斎姫は要に弟である陛下が、時が経っても幼いままの姿の姉である自分の姿気味悪がって殺そうとしたのだろう、と語るのでした。

また、18巻のクライマックスでは、満月に近い訳でもないのに、牙の生えた小文吾と様子が鬼に近づいている現八の様子を描き、急速に人でないものへと傾いているというモノローグが入って、仁が子供の姿に戻る場面で本編は終わっています。

最新18巻、読後の感想!

八犬伝の物語自体は、この葉月を取り戻したいという仁の願いが叶えられたことにより、個々の事情に一旦決着がついた形になりました。不安なモノローグにもありますが、人でない姿に急速に変貌していく彼等が、次巻で遂にラスボスの伏姫・玉梓と邂逅を果たすのか、気になる所です。

また、壮介自身にも視力の低下が進んでいるのが心配です。このまま蒼に身体を譲るのか、愛する信乃の為に生きるのか、注目です。現八の言う通り、四白の姿が多くなってきた壮介ですが、もしかして蒼に身体を譲って、四白の姿となって信乃の傍にいるのでは?いや、それは無いですね。

そして個人的には、まさかここまで斎姫が大きな存在になるとは思いませんでした。2巻で斎姫のことを示唆する表現はありましたが、18巻でこんなことになるとは予想外でした。あとはやはり葉月と華月の容姿から見ても大体分かりますが、成長した仁も綺麗な顔立ち下イケメンでしたね。蛙の子は蛙ならぬ、天狗の子は天狗、ってとこでしょうか。

まとめ 

『八犬伝―東方八犬異聞―』最新18巻のネタバレ・感想を綴ってきました。書いてきた概要をここでまとめます。

①18巻は仁が華月を取り戻し、仁の願いが叶ったところで終わている。

②仁の騒動の他に、斎姫が襲われ、里見の屋敷に居候する展開も18巻で描かれている。

③読後の感想としては、壮介の身体がどうなるのかが気になる所。

作者が後書きで書いていますが、次巻以降では物語が大きく動く筈だそうなので、そういう展開になることを望んでも良いということでしょうか。今のペースだと次巻が出るのが半年以降先になるかと思われるので、首を長くして待つしかなさそうです。

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