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人気ゲームの文豪とアルケミストは、様々なグッズや文豪の故郷、記念館などともコラボしています。限定グッズを販売したり、スタンプラリーも開催し、文豪を知ってもらおうと奮闘しています。

コラボグッズの中でも人気なのは香水です。銀座にあるキャラクターフレグランスショップの専門店、primaniacsとコラボしています。現在第1弾から第3段まで、全16個の文アルキャラモチーフの香水が発売されています。

今回はこの文豪とアルケミストの香水を、キャラ別に見ていきます。香は嗅げないですが、脳内にキャラクターを思い浮かべながら、想像してみてください。

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文アルキャラの顔を集約した、コラボ香水第1弾!

コラボ香水第1弾からは芥川龍之介と太宰治に、志賀直哉の3人がモチーフの香水を紹介します。其々の人柄や印象を各フレーバーで表わし、香水として閉じ込めています。

1人目の芥川の香水は、彼の好む煙草のスモーキーさと白菊、飄々(ひょうひょう)とした落ち着きのある風体を、サイプレスと穴底に落ちるような深みを、ヒノキで再現されています。落ち着いた大人向けって感じですね。重厚感の中にも、飄々とした深さがあるってことでしょうか。

太宰治は赤、茜色をモデルに、屈託のない無邪気な彼の気質をシトラスとハーバルに、天性の明るさと甘酸っぱさが香る、曇りのない軽やかな香水です。精神不安定な重い面より、無邪気で天真爛漫な面を一面に押し出した香水になりました。明るい貴方が魅力的、ということでしょうか。

志賀直哉は、その誰もが付いていくようなリーダーシップと、面倒見の良さ、そして年齢を遂げた人間の持つほのかな苦みを、ベルガモット、マジョラム、甘いムスクで表わし、軽快で奥深い香水に仕上がっています。良い兄貴分だけど、経験豊富で達観している面もある、と言いたいんでしょうか。

穏やかな彼等が集う香水第2弾から、3人を紹介!

第2弾目の北原白秋の香水は、彼の愛用する煙草に、上品な佇まいと芯の強い白秋らしさを百合に花々の甘さを足し、ラブダナムで深みを見せています。優美なたたずまいに加え、自分を曲げない彼の芯の強い気質が表れています。

口調からも甘さが窺える高村光太郎の香水には、穏やかな風体に、自らの作品で遥か高みを目指す清らかな性質がベルガモット、パウダリック、アンバリ―ムスクとして表現されています。常に穏やかな笑みと口調を絶やさない彼ですが、怒ると怖い面も持ち合わせています。

成熟した精神と、好奇心の深さという、アンバランスな面が秀でている島崎藤村の香水では、微々たる甘さのフリージア、幼い鈴蘭、ヒノキで冷静沈着な所を表わし、香りとして閉じ込めました。常に伏せがちな瞳から、この香水が微かに漂っていそうです。

華やかさよりも実直さ、真面目さが際立つ徳田秋声の香りは、控えめなハーバル、しっとりとした白檀を使った、さらりとした着飾らない落ち着いた彼の姿を思わせます。華やかでも無くても、自然主義らしい素のままの姿が魅力的な、秋声らしい香水になっています。

癖のある文アルとのコラボ香水第3弾の香りは!?

孤独を愛しつつも人との触れ合いを望んだ萩原朔太郎の香水は、孤独の中でも周りを照らす月の冷ややかな空気から、ぎこちない優しさを鈴蘭の甘い香りとホワイトムスクで表わしました。孤独を好みつつ一人を嫌った、純粋な心とぎこちない信頼が出た香水です。

暗闇の中でも仲間を照らし続けた小林多喜二。熱意ある心と強い信念を香水に閉じ込め、スパイシーで柔らかい香りになりました。戦争反対の共産主義者として特高警察に追われながらも、決して希望を捨てず、心に火を灯し続けた生き様を表わしたフレグランスです。

様々な作風で世間を魅了した江戸川乱歩は、香水でもミステリアスな面を際立たせています。貴族のような優雅さ、少年探偵団のようなさわやかさと、飄々と世間を渡り歩いた彼自身を、ミステリアスで軽やかな香水にしました。嗜好の広さが窺える香水です。

まとめ 

文豪とアルケミストとのコラボ香水を紹介してきました。いささかポエムのような恋文みたいな記事になり恥ずかしいですが、各々の作風、人柄が香りとして出ていると思います。彼等の香水について、ここでまとめます。

①コラボ香水第1弾は芥川の落ち着いた飄々さ、太宰の明るさ、志賀の懐の広さを押し出した香水になっている。

②第2弾の香水では、白秋の芯の強い美しさと、秋声の着飾らない綺麗さが表れている。

③第3弾緒のコラボ香水には、多喜二の熱い心と優しさ、乱歩の飄々とした軽やかさが漂っている。

文面からは香りは臭えませんが、文章だけでもどんな香りか想像は付いたのでは無いでしょうか?私的ですが芥川や志賀、秋声の香水は普段使いできるような感じがするので、近くにお店がある人は行って嗅いでみるのも良いのではないでしょうか。

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